Monday, October 10, 2022

Kurt Suzukiが現役引退/ 2022ポストシーズン開始

レギュラーシーズンが終わってポストシーズンが始まりました。ファーストラウンドであるワイルドカードシリーズで、Juan Sotoの所属するパドレスがMax Scherzerの所属するメッツを破り(Scherzerは第1戦で4被弾の敗戦投手)、次はTrea Turnerの所属するドジャーズとの対戦となります。2019年メンバーでポストシーズンに進んだのはこの3人だけです。

ナショナルズは30球団最低勝率、2008年や2009年をも下回る107敗。それ以上語る価値ありません。おしまい。

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さて、2019年WS制覇メンバーの1人、Kurt Suzuki捕手が2022年シーズン限りで引退しましたので記事にしておきます。

Yan GomesとともにWS制覇を支えた捕手。2020年シーズンをナショナルズでプレーした後、過去2年はエンゼルスに所属し、大谷翔平の球も捕りました。

38歳となった今季はさすがに衰えが目立ち、9月以降はほとんど出場機会がありませんでしたが、10月4日の試合で先発マスク。1球捕ったところで交代。過去のチームメイトなどからのビデオメッセージ(ナショナルズ時代からはDavey Martinez監督やMax Scherzer投手)が流されるセレモニーを開催してもらえました。悔いなくユニフォームを脱ぐことができたのではないでしょうか。

捕手という厳しいポジションでメジャー16シーズン、よく頑張りました。

Thursday, August 11, 2022

Juan Sotoのトレード放出+今後の方針

ご無沙汰しております。気力が戻るまでに時間がかかりました。

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噂は早くから流れていましたし、7月16日にナショナルズのオファーをSoto側が蹴ったと報じられてからは現実的な可能性としてもいちおう認識はしていました。が、それでも、どこかで残留してくれるという期待を抱いていました。オーナーが球団の売却を準備している中、このオフの時点でもあと2年保有できる「Juan Soto」には大きな資産価値があるはずで、新たにオーナーとなる大富豪が金に糸目を付けない交渉で引き留めてくれるものという夢も見ていました。

しかし、結果は無残なものでした。

トレード期限の8月2日。2019年WS制覇チームの象徴的存在だったJuan Sotoは、サンディエゴ・パドレスにトレードされていきました。

交換要員などの分析をする気にもなりません。

これでもう、私が応援したかったワシントン・ナショナルズは消えてしまいました。

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今後の方針。

2019年WSメンバーのその後についてフォローしていこうと思いますが、それ以外の情報はほぼ更新しないと思います。今のナショナルズの試合なんて本当に関心なくなりました。

ということで、かなり細々としたブログになると思います。ご容赦ください。

Saturday, July 30, 2022

試合結果(7/22-27)まさかのスィープはならず

オールスターが明け、いきなり連敗してどうなるかと思いましたが、そこからなんと3連勝。久しぶりにナショナルズの勝利で少し気分が盛り上がりました。ま、オチはつきましたが。

Juan Sotoをはじめトレードに向けての噂はちょいちょい出ていますが、あまり具体的にはなっていません。とはいえ、8月2日の期限までには間違いなくいくつかの動きがあるでしょう。むしろそちらのほうがフォローしがいがあります。

7/22-24@ARI
最初の2戦を全くいいところなく大敗し、どん底気分を味わいましたが、最終戦、8回裏1死満塁でマウンドに送られたKyle Finneganが1球で併殺に仕留めたシーンが象徴するように踏ん張ったブルペン陣に終盤に打線が応え、なんとか一矢報いました。

7/25-27 @LAD
初戦、Paolo Espinoが4回1失点の後、ブルペン陣が無失点で快勝。2戦目は1点を追って迎えた8回表2死からLuis Garciaが2ランを打って逆転勝利。30球団最下位のナショナルズがナ・リーグ最高勝率のドジャーズに敵地でまさかのスィープ、というチャンスを迎えましたが、第3戦の先発Patrick Corbinが、(さして期待していなかったとはいえ)1回持たず6失点という予想をはるかに下回る、もはや苦笑いしかでないピッチングでぶち壊してくれました。Cobinのキャリアでも最短。もうどうにもなりませんね。

ロースターの動き(2022年7月)

7/1 Mason ThompsonとTres Barreraが昇格, Riley Adamsをオプション, Sam ClayをDFA 
7/4 Jackson TetreaultがIL入り, Jordan Weemsが昇格 
7/7 Joan Adonが昇格, Reed GarrettがIL入り
7/10 Hunter Harveyが復帰, Adonをオプション
7/13 Tanner RaineyがIL入り, Tyler Clippardが今季初昇格(2014年以来)
7/14 Anibal Sanchezが今季初昇格, Mason Thompsonをオプション
7/17 Cory Abbottが昇格, Hunter Harveyをオプション
7/22 Harvey, Victor Aranoが昇格. Abbottをオプション, ClippardがIL入り
7/29 Erick FeddeがIL入り, Cory Abbottが昇格

Saturday, July 23, 2022

オールスターにSoto(ホームランダービー優勝), Martinez監督

今年のオールスターにナショナルズから選ばれたのはJuan Sotoだけでした。ナショナルズファンとしてはJosh Bellもふさわしいと感じていましたが、リーグ全体で見たときにはファーストであれぐらいの活躍をしている選手はいくらでもいるということでしょう。

ナショナルズからの選出が1人だけ(※各チームから最低1人は選出される)となるのは2011年以来のこと。これだけチーム状態が悪ければしかたないとは思いますが、情けない。

で、そのSotoが、17日に開催されたホームランダービーで見事に優勝を果たしました。とはいえ、オールスタ―期間中(その後も)話題はもっぱらトレードの可能性で、ナショナルズファンとしてはすっきり喜べませんでした。

なお、どうでもいいですが、コーチ枠でDavey Martinez監督も参加していました。

Monday, July 18, 2022

試合結果(7/13-17)30位でオールスターブレイクへ

負けに負けを重ねて9連敗。オールスター前の最後の試合になんとか勝ちましたが、31勝62敗。30球団中の最下位。

16日の試合前には、「Juan Sotoが15年総額4億4000万ドルのオファーを拒否し、チームはトレードを探っている」との情報が流れ、事実と確認されました(「チーム側は平均年俸を引き上げた最終オファーを出し直すつもりがある」との情報も流れています。)。

7月はわずか2勝(14敗)。チーム状態は最悪といってもいいでしょう。

7/13 Mariners 
前日の試合が雨でスライドしたことによるダブルヘッダー。2試合とも9回裏にJuan Sotoがホームランを打ちましたが、徒花に終わりました。

7/14-17 Braves
3戦まではいずれも大敗ではないのですが、力の差を感じる3連敗。ちなみに、14日の試合でAnibal Sanchezが今季初登板、Tyler Clippardがなんと2014年以来となるナショナルズでの登板(2回無失点)。Erasmo Ramirez以下のブルペン投手のパレードでこなすことにした最終戦で打線も頑張り、なんとか1勝。

Monday, July 11, 2022

試合結果(7/1-10)同地区には歯が立たず

対戦相手にも恵まれた6月下旬に少し調子が上がってきたかなと思わせたナショナルズでしたが、7月に入って同地区のチームとのマーリンズ、フィリーズ、ブレーブスとの対戦では全く歯が立たず、10試合で勝ったのはわずか1試合。それも1点差での辛勝。

ここまで30勝58敗。ナ・リーグでは独走の最下位。アスレティックスと30球団の最下位を争っています。

7/1-4 Marlins 
4連敗。独立記念日の前夜の3戦目、当日昼の4戦目は終盤までよく頑張りましたが、やはり一歩届かず。

7/5-7 @PHI
初戦は大敗。2戦目はJosiah Grayがキャリアハイとなる11奪三振の快投とLuis Garciaの7回表の逆転二塁打で勝利。この試合だけはいい試合でしたね。3戦目は完敗。

7/8-10 @ATL
初戦は大敗。2戦目、3戦目は接戦を演じるもいずれも敗れ、3連敗。

Saturday, July 9, 2022

Rizzo GMとMartinez監督のオプション行使

5月に記事を書いたMike Rizzo GMとDavey Martinez監督の去就ですが、7月2日に両者との2023年の契約に係るオプションを行使したとのプレスリリースが出されました。

契約延長ではなく、2023年の契約が結ばれたということであり、来季は契約最終年。レームダック化を避けるためにオフに契約延長の交渉が行われることが想定されますが、チーム状況、そして何より、オーナーシップ自体が変わる可能性があるということで、なかなか先は見通せません。

なお、私の意見は以前書いた通りで、Rizz GMは残留し、Martinez監督には退任していただきたいと思っています。

Thursday, June 30, 2022

試合結果(6/21-29)先発投手陣が突如好調

開幕以来、チームの最大のウィークポイントとなってきた先発投手陣が、ここに来て快投を連発。エース格のJosiah Grayはもちろん、デビュー戦で打たれた後2戦続けて好投のJackson Tetreaultもいれば、開幕以来絶不調だったPatrick Corbinまでが快投。おかげで、この間の8試合を5勝3敗。いったい何がどうなっているんだか。まあ相手が微妙チームということもあるでしょうが。

6/21-22@BAL 
第1戦は6回無失点のErick Fedde以下の投手陣で完封。2戦目は逆に完封負け。

6/24-26@TEX 
Paolo Espinoが6回途中1失点、Josiah Glayが7回2失点。Jackson Tetreaultが6回1失点と先発投手が3人とも好投し、結果は2勝1敗。

6/27-29 Pirates 
1戦目はErick Feddeが5回2失点、2戦目はPatrick Corbinはなんと8回1失点12奪三振と好投すると、いずれも8回に逆転打、勝ち越し打が出て連勝。ただ、3戦目は打ち負けてスウィープならず。

Monday, June 20, 2022

試合結果(6/16-19)Zimmermanの引退・永久欠番セレモニー

開幕が延期となったしわ寄せでできたフィリーズとの4日間での5連戦。

18日の4戦目の試合前にRyan Zimmermanの引退と背番号11を永久欠番とする記念セレモニーが開催され、多くの元チームメイト、監督などが出席又はビデオメッセージを寄せ、Zimmermanが登場してスピーチすると(今シーズン初めての)超満員のファンは大いに盛り上がりました。

そんなおめでたいイベントを横目にチーム状態は最悪。

Patrick Corbinが先発した16日の初戦は、3回2死走者なしからのCesar Hernandezのエラーを発端とする一挙7失点からの大敗。

翌日のダブルヘッダー。Joan Adonが先発した1試合目を3-5で落とし、2試合目はPaolo Espinoが5回自責点2と頑張ったのに延長10回で敗戦。リードして迎えた8回表にBryce Harperに2点タイムリーを打たれて同点。9回表に勝ち越され、9回裏2アウト、Nelson Cruzのショートゴロで万事休すと思われましたが、これを悪送球してくれて棚ぼたで同点。この流れなら勝てそうなものですが、そうはいかないのが今年のナショナルズ。延長10回表、ランナー2,3塁で二遊間のゴロに飛び込んだLuis Garciaが走塁妨害を取られる謎の判定で勝ち越しを許し、抗議したMartinez監督がは退場処分。

Zimmermanのセレモニーがあった第4戦は、先発のJasiah Grayが6回被安打1無失点と好投したのに、打線が援護できず、結局延長10回で1-2とまた敗戦。

なんとか5戦スウィープだけは免れたいナショナルズがマウンドに送ったのは2試合目の登板となるJackson Tetreault。はっきり言って期待していませんでしたが、結果は7回3失点(自責点0)の好投で、打線の援護もあって、見事なメジャー初白星となりました。

何とか、連敗を8でストップ。

Saturday, June 18, 2022

ロースターの動き(2022年6月)

6/1 Luis GarciaとEvan Leeが昇格, Alcides EscobarがIL入り, Francisco Perezをオプション
6/3 Josh RogersがIL入り, Dee Strange Gordonが出産立会休暇, Andres MachadoとLucius Foxが昇格
6/6 Ehire AdrianzaとGordonが復帰, Victor AranoがIL入り, Foxをオプション
6/8 Stephen Strasburgが復帰, Joan AdonをAAAにオプション
6/13 Stephen StrasburgがIL入り, Jackson Tetreaultがメジャー初昇格, Reed GarrettとFrancisco Perezが昇格, Jordan Weemsをオプション, Dee Strange GordonをDFA
6/16 Cory Abbottが昇格, Andres Machadoをオプション
6/18 Evan LeeがIL入り, Andres Machadoが再昇格
6/21 Alcides Escobarが復帰, Cory Abbottをオプション
6/27 Francisco Perezをオプション, Sam Clayが昇格

試合結果(6/7-15) Strasburgは1試合だけ投げてILへ

Stephen Strasburgが8日のマーリンズ戦で今季初登板。マイナーでのリハビリ登板できっちり結果を残しての登板でしたが、初回にいきなり3失点。2回から4回の3イニングはゼロを並べましたが、5回裏に打ち込まれて、結果は4回2/3で7失点。最後は疲れが見えていました。それでもメジャーのマウンドでまずまずのピッチングができただけで朗報。明るいムードが漂っていました。

と、喜んだのもつかの間。

14日に次のマウンドに上がることが発表されていましたが、前日になってIL入りが発表されました。11日のブルペンセッションの後、異常を感じたそうです。肋骨(上から2本目と3本目)の痛みで、しばらく安静にした後に再検査。はっきり言って、見通しは真っ暗です。

チーム状態はぼろぼろ。レッズを下回り、ナ・リーグ最低勝率に転落です(ア・リーグのロイヤルズとアスレティックスはもっと負けています。)

6/7-9 @MIA
初戦はJoan Adonが打ち込まれて大敗。2戦目はJosiah Gray以下の投手陣が頑張ったが、Sandy Alcantaraに抑え込まれて0-0で延長に突入し、10回表に1点取ったもののその裏逆転サヨナラ負け。Stephen Strasburgが今季初登板した第3戦も敗れて、3連敗。

6/10-12 Brewers
2試合連続で打線が爆発して連勝。特に2戦目の5回にはJuan Soto, Nelson Cruz, Josh Bellが三者連続弾。第3戦はローテーションの谷間で先発したPaolo Espinoなどが頑張ったものの1点しか取れず。今季初のスウィープはならず。

6/13-15 Braves 
11連勝中のブレーブスを迎えた13日にStrasburgの故障再発が判明。しかも、試合開始直前の雨で開始が遅れ、ウォーミングアップを済ませた後に冷えてしまったJosiah Grayは登板回避。第2戦はStrasburgに代わってメジャーデビューのJackson Tetreaultが先発しましたが、4回自責点7と全く歯が立たず。第3戦もErick Feddeは最低限の仕事(6回途中3失点)をしましたが終盤突き放され、結局、5点差、6点差、6点差と力の差を見せつけられたような3連敗。

Wednesday, June 8, 2022

試合結果(5/30-6/5)リーグ最低勝率はかろうじて脱出

前のシリーズを終えて18勝31敗。2019年シーズンに逆襲が始まった「19勝31敗」に並ぶ可能性もありましたが、今季の19勝目は遠く、19勝目に到達したときは既に35敗を喫していました。

ナ・リーグ最低勝率を争うレッズとの4連戦の初戦で敗れ、一時は最下位に落ちましたが、その後3連勝し、なんとか最下位は脱出。情けない。

5/30-6/1@NYM
第1戦 5-13、第2戦 0-10、第3戦 0-5。地区首位を独走中のメッツを相手とはいえ、見事なまでの負けっぷり。特に打てないのはかなり重症。

6/2-5 @CIN
ナ・リーグ最低勝率を争うレッズとの対戦。初戦はJosh Bellのソロで連続無得点を27イニングで止めるのが精いっぱいで大敗しましたが、そのあと3連勝。

Monday, June 6, 2022

Strasburgリハビリ登板中, Rossは2度目のTJ手術

昨季から続く故障で出遅れていた2人。スプリングトレーニングも別スケジュールで、開幕後もフロリダに残ってリハビリを続け、同じ5月24日にマイナーの試合での実戦登板までたどり着きました。

Fredericksburg(A)で投げたStrasburgは、3回途中3失点、内容も61球のうちストライクがわずか31球と苦みました。一方、Harrisburg(AA)で投げたRossは、3回を投げて被安打2、無四球、4奪三振で無失点。明暗が分かれたように見えました。

ところが、翌日明らかになったのは真逆の状況でした。Strasburgの状態は良く、次の登板に向けて調整を進めることが発表されました。Rossについて明らかになったのは、前日の3回途中に肘の張りを感じ、ベンチに戻って自ら降板を申し出たという事実と、MRIを受けるという暗い知らせでした。

Rossは、その後MRIと診察を経て、自身2度目のTJ手術を受けることが発表されました。昨年肘の故障が明らかになってから、なんとか手術を回避しようとしてきましたが、ダメでした。こうなってみると、昨夏の時点ですぐに手術に踏み切っていればと悔やまれます。今シーズンの最終盤には復帰できたはず。FA前最終年にフルでプレーしたいという思いからの賭けに敗れた形。TJからのリハビリ中という状態でFA。ナショナルズとマイナー契約を結ぶのかな。このまま退団となるとあまりにも残念。

一方、Strasburgはといえば、2度目のFredericksburgでの登板で5回を投げ、許した走者は四球の1人のみの6奪三振。舞台をRochester(AAA)に移しての6月3日の3度目の登板でも、6回を1安打1四球のみの無失点登板。いよいよメジャー復帰が視野に入ってきました。

ここまで明暗が分かれるとは。

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追記。
6月9日のマーリンズ戦でStrasburgが復帰することが発表されました。

Tuesday, May 31, 2022

試合結果(5/20-29)Juan Sotoが大不振

シーズンの1/4を経過し、相変わらず勝率.333前後を行ったり来たり。ロッキーズとの4連戦で3つ勝ち、約1か月ぶりにシリーズを勝ち越しましたが、全く盛り上がりを感じません。時折、マルチヒットや好投をする選手があっても、持続することもなく、淡々とシーズンが消化されていきます。はっきり言います。つまんないです。

つまらない原因の1つはJuan Sotoの不振。チーム状態が低調でもこの打者の打席だけは見逃せないという選手がいればまだ視聴に耐えるのですが、今のSotoにはそんな魅力もありません。シーズン序盤はチャンスに打てない、だったのが今やどんな場面でも打てません。29日の試合で12日以来のホームラン(しかもレフトへ)が出たので、これが復調の兆しと思いたいところです。

5/20-22 @MIL
0点、1点で2連敗の後、3戦目は4回表だけで6点を奪って大勝。

5/23-25 Dodgers
トレード後初めてワシントンに来たTrea Turnerにもきっちり打たれるなどで連敗した後、3戦目はErick Feddeの6回無失点の好投などで1-0勝利。

5/26-29 Rockies 
初戦でPatrick Corbinがようやくのシーズン初白星(それまで7敗、チームも9戦全敗だった)。1日雨で流れた後のダブルヘッダー第1試合では序盤から打線が機能し、Victor Roblesの6打点などで大勝。第2試合はJoan Adonが6回を自責点0と好投しましたが、見殺し。第4戦は、8回1死2,3塁の大ピンチで出てきたTanner Raineyが1点差を守り切ってセーブを記録する好投。約1か月ぶりのシリーズ勝ち越し。

Sunday, May 29, 2022

オーナーシップ、GM、監督の将来

チームは完全な低迷状態にある2022年のナショナルズですが、開幕以来、選手以外のところでチームの将来を左右するニュースが流れてきていますので、まとめて紹介しておきます。

まずは、開幕直後に入ってきたLerner一族が球団保有権を手放す道を探っているとの報道(最初に報じたのはワシントンポストのBarry Svrluga)。

16年前に当時MLB所有となっていたナショナルズのオーナーとなってからはMLBオーナーの中でも随一と言われてた資金力で積極的な補強をサポートしてきましたが、初代オーナーで球団経営に熱心だったTed Lernerは既に96歳。その子Markや他の経営陣に熱意がない(特に2019年にWS制覇したことで十分と考えている)とか、コロナ禍で本業の不動産業がかなりの痛手を受けているとか、今回の報道に際していろいろと分析がなされています。いずれにせよ、報道の直後から特に火消しの発言もなされておらず、球団の保有権が数年のうちに売却されることは間違いなさそうです。

続いて、5月に入って、Mike Rizzo球団社長とDavey Martinez監督とが球団と結んでいる契約(両者とも2020年の秋に契約延長)では、いずれも来季契約はオプションとなっており、その判断はオールスターまでになされる必要があると報じられました(おそらく最初はワシントンポストのJesse DoughertyとChelsea Janesの記事)。なお、オプションが行使された場合のMartinez監督の2023年の年俸が350万ドルであることも併せて明らかにされています。

これまでの実績、現在のチーム状況、将来の見通し、それに上記のオーナーシップの行方と、様々な要素が絡み合ってくるので、今後の展開は予想も尽きません。ただ、選手が落ち着かないのは間違いなく、チームのパフォーマンスにいい影響がないことは間違いないと言えるでしょう。どういう結末になるにせよ、早く決着するに越したことはありません。

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以下は個人的希望。

オーナーシップは変更でいいです。2019年のWS制覇を成し遂げたことは1つの到達点であり、資産価値が上がったところで売却というのはビジネスである以上仕方ないかな。本業が苦境であるというのが本当なら球団の補強に回せる資金は限られることになりますので、チームの弱体化は避けられません。それよりも熱意のあるオーナーが資金を投入してくれたほうがファンとしては楽しみが増えます。

GM/球団社長はMike Rizzoの続投を希望します。今や珍しくなったスカウト上がりの古いタイプのGMで、ドラフトで指名した選手が育てられないといった批判もありますが、トレードの腕は素晴らしいと思います。2009年からこれまで数え切れないほどの見事なトレードを見せてくれました。In Rizzo We Believe。

監督については、交代でお願いします。2019年のWS制覇があったからまだなんとか我慢もしてきましたが、本当にひどい監督だと思います。選手起用については全く支持できません。特にブルペン投手は何人つぶされたことか。野手だって、Victor Robles、Carter Kieboomあたりは違う監督ならもっと大きく育っていた可能性も十分あったのではないかと思うくらい。何より、成績です。監督としての5シーズン(5/28まで)の通算勝率は.476。勝ち越しは2シーズンのみで、ポストシーズン進出は2019年の1回だけ。地区優勝は0。勝てない監督なのです。オールスタ―前と言わず、今すぐ解任してもらってもいいくらいです。

ロースターの動き(2022年5月)

5月のロースターの動きのまとめです。

5/2 Sam ClayとFrancisco Perezをオプション
5/3 Dee Strange GordonがILから復帰, Lucius Foxをオプション
5/4 Cory Abbottをウェイバー獲得, Sean Doolittleを60日ILへ
5/10 Carl Edwards Jr.が昇格, Andres Machadoをオプション
5/29 Aaron SanchezをDFA, Andres Machadoが昇格
5/31 Austin VothをDFA, Andres Machadoをオプション, Francisco PerezとJordan Weemsが昇格

● Sam ClayとFrancisco Perezをオプション
開幕から続いていたロースター枠の拡大が終了し、通常の26人ロースターになるため、ブルペンのSam ClayFrancisco Perezをマイナーにオプション。ブルペン左腕は足りないのですが、2人ともベンチの信頼を得られるだけの投球はできませんでした。

● Dee Strange GordonがILから復帰, Lucius Foxをオプション
新型コロナに感染してIL入りしていたDee Strange Gordonが復帰。症状も出て、しばらく休んでいたようですが、マイナーでのリハビリ出場も終えての復帰です。

ルーキーのLucius Foxがオプションされました。スプリングトレーニングではよく打っていましたが、開幕後は出場機会が与えられても結果が出ず、メジャーデビューから10試合目となる5月1日、21打席目でようやくメジャー初安打を記録。ベンチでは大いに祝福を受けていましたが翌日の降格。次のチャンスがあるかどうかは微妙なところ。

● Cory Abbottをウェイバー獲得, Sean Doolittleを60日ILへ
ジャイアンツからウェイバーにかけられていたCory Abbott投手を獲得。2017年ドラフト2巡目でカブスの入団の26歳。先発右腕として育成され、昨季メジャーデビューしましたが、昨季はメジャーでもAAAでも結果を残せず、先日ジャイアンツに金銭トレードされ、さらに今回ウェイバーにかけらえていました。チーム状態によっては先発機会があるかもしれません。

40人ロースターを空けるためにSean Doolittleが60日ILに移されました。Doolittleは左ひじの痛みで戦列を外れていますが、手術ではなく注射とリハビリを選択したとの情報がありましたが、あまり状況は良くないようで、残念です。

● Carl Edwards Jr.が昇格, Andres Machadoをオプション
ブルペン右腕の2人を入れ替えました。ベテラン30歳のCarl Edwards Jr.が昇格。AAAで13試合に登板して3安打1失点と成績を残し、昇格。これにともない若いAndres Machadoが降格となりました。Machadoは4月に10試合に登板し、2.48/1.18がと申し分ない成績でしたが、5月に入ってからは登板機会がなく、故障を疑っていた矢先でしたが、どうもそういうことではないようです。(Edwardsのメジャーでの初登板は、3安打3失点で逆転され、負け投手となりました。)

● Aaron SanchezをDFA, Andres Machadoが昇格
27日の試合が雨で流れたため、29日にダブルヘッダー用の追加要員としてAndres Machadoが再昇格。その29日の試合で先発したAaron Sanchezを試合後にDFAしました。Sanchezはここまで7試合に先発し、白星こそ3つ稼ぎましたが、8.33/1.76と精彩を欠いていました。中4日で回ってくる次の先発日には同じく29日に投げたJoan AdonかSanchezのどちらかしか投げられず、2人を比べればAdonのほうを優先するのは自然な流れ。実績がありながらまだ29歳ということで密かな期待をしていましたSanchezでしたが、残念でした。

● Austin VothをDFA, Andres Machadoをオプション, Francisco PerezとJordan Weemsが昇格
Austin Vothが遂にDFAとなりました。生え抜きの期待の星(2013年ドラフト5巡目)でしたが、先発としては大成できず。ブルペンに回って時々素晴らしいピッチングをすることもありましたが、開花することはありませんでした。今季も19試合という多くの登板機会を与えられましたが、出れば打たれるという感じで防御率10.13、WHIPは2.143という惨憺たる成績でした。5シーズンの通算成績は92試合、181回2/3を投げて5.70/1.45。まもなく30歳。残念ですが潮時という感じです。

また、先日昇格してきて2試合連続で打ち込まれたMachadoが再びマイナー行き。代わって、Francisco PerezJordan Weemsが昇格。Perezは今季2度目の昇格。Weemsは29歳のブルペン右腕。2020年、21年にアスレティックスとDバックスで計16試合の経験はありますが、今季はマイナー契約でナショナルズのスプリングトレーニングに参加。開幕後は傘下のAAAで好投を続け、今回の昇格につなげました。


Thursday, May 19, 2022

試合結果(5/10-18).333をキープ(打率ではなく勝率)

地区首位を走るメッツと10連勝でやってきたアストロズとのホームでの6戦。まあ実力が出た感じでいずれも1勝2敗で終えました。マイアミに移動してのマーリンズ3連戦もやはり1勝2敗。ということで、10勝20敗から13勝26敗へときっちり勝率.333をキープし続けています。打率ならいいのですが、勝率.333。打つのも、走るのも、投げるのも、守るのも、全部だめ。

5/10-12 Mets
初戦はPatrick Corbinが5回無失点のまさかの好投を見せましたが、ブルペンが逆転を許して敗戦。2戦目は1回表にAaron Sanchezが3失点しましたが、その裏に早くも逆転してそのままリードを守っての不思議な勝利。3戦目はまあ実力通りという感じで負けて、結局1勝2敗。

5/13-15 Astros 
初戦はJosiah Grayが1回表にいきなり5失点。救いはGrayが完全に立ち直り、6回まで投げ切れたことでしたが、負けは負け。2戦目は打線が13得点と爆発して勝利。第3戦はJustin Verlander以下の投手陣に完封負けで、やっぱり1勝2敗。

5/16-18@MIA 
2戦続けて打てず、守れずの惨敗。3戦目はなんとか勝ちましたが、延長10回までもつれ込んでのぎりぎりの勝利。

Monday, May 9, 2022

試合結果(4/29-5/8)先発陣の好投は収穫

8連敗という最悪のチーム状態で出発した遠征。初戦に勝って連敗をストップしましたが、翌日の試合を落とし、4月は7勝16敗で終了。地区最下位はもちろん、30球団でも29番目の勝率。

その後も、勝ったり負けたりで今回のロード9連戦のうち8戦を終えて4勝。最後のエンゼルス戦も9回2死までリードしながら、ここまで防御率0だったTanner Raineyが大谷翔平に同点二塁打を打たれ、続くAnthony Rendonにサヨナラ打を打たれて、結局負け越し。30試合を終えて、ちょうど10勝20敗。

将来に向けての収穫という意味では、Josiah Grayを筆頭に先発陣がかなりの好投をしていることですね。

4/29-5/1 @SF
初戦をJosh Bell, Maikel Franco, Victor Roblesの各4安打など計22安打で14点を取って大勝。2戦目は落としたものの、3戦目は6回被安打1のJosiah GrayをYadiel Hernandezの5打点などでしっかり援護。

5/3-5 @COL
初戦をErick Feddeの7回1失点の好投を10得点でサポートして勝ったものの、2戦目はショートAlcides Escobarのエラーからの失点でPatrick Corbinが完投負け、3戦目にもEscobarのエラーからの失点があり、乱打戦を落としました。

5/6-8 @LAA
大谷翔平のエンゼルスとのシリーズということで日本でも見た方も多かったかもしれません。Joan Adon、Josiah Gray, Erick Feddeの3人はいずれも素晴らしい投球内容でした。が、勝ったのは2戦目だけで、3戦目は上記の通り、9回2死からの逆転サヨナラ負け。


Thursday, April 28, 2022

試合結果(4/14-28) 8連敗中

投手陣まはずまず頑張っていますが、野手陣がどうにもこうにも。特に故障者がいるわけでもないのに、打てない、守れない、走れない。パイレーツ、Dバックス、マーリンズという決して強いわけでもないチームとのシリーズでも勝てず。この間、3勝11敗。

19日のダブルヘッダーをいい形で連勝した時点で借金1まで戻しましたが、その後、ホームで8連敗。もうこのまま今季はずっと借金を生活なのかなと完全にあきらめの境地にあり、監督の責任を追及したりする気にもなりません。

4/14-17@PIT
Erick Feddeが先発した第2戦は1番から4番までが2安打ずつで序盤からリードを奪って快勝しましたが、他の3試合は先制しながら逆転負け。チャンスで1本が出ず、失点にはエラーが絡むという感じの悪い負け方。

4/19-21 D-Backs 
18日が雨で流れて迎えた19日のダブルヘッダー。第1戦はJosiah Grayが6回途中までソロホームランの1失点、第2戦はJoan Adonが7回途中まで無失点という快投で連勝(Adonはメジャー初白星)し、今季2度目の借金1まで戻しましたが、後の2戦を連敗し、またも5割復帰はならず。

4/22-24 Giants 
初戦はPatrick Corbinが2回途中7失点と打ち込まれ、2戦目は昇格してきたAaron Sanchezがまずまず好投したとはいえ5回途中降板。3戦目も大敗で3連敗。

4/26-28 Marlins
初戦はJosiah Grayが自己最多の10奪三振と好投したものの3ランを被弾。2戦目、3戦目は投手陣は頑張ったものの、1-2, 2-3の接戦で落とし、3連敗。

Saturday, April 23, 2022

Matt Adamsが独立リーグのKansas City Monarchsと契約

行き先が決まっていなかったMatt Adamsが独立リーグのKansas City Monarchsと契約を結んだことが明らかになりました。

昨シーズン途中は、ロッキーズのマイナー契約からスタートし、一度は昇格したものの22試合に出場したところで、7月下旬にDFAとなった後行き場がなくなっていました。33歳となった今季はマイナー契約さえ得ることができず浪人していましたが、まだ引退はせず、独立リーグでプレーすることを選びました。

頑張れ!!

話は変わりますが、Kansas City Monarchsと聞いて、たまたま最近ネグロリーグの歴史を読む機会があったときに出てきた名前だと思ったら、1993年に設立されたKansas City T-Bonesが、2021年1月にネグロリーグ博物館とパートナーシップ契約を結んでチーム名を変更していました。で、その初年度にいきなりAmerican Associcationで優勝(2018年以来3度目)。

独立リーグとはいえAmerican AssociationはMLBとも連携を深めているし、ちょっとこういう方面についても勉強してみようかな。

Sunday, April 17, 2022

ロースターの動き(2022年4月)

2022年シーズンが始まってから4月中のロースターの動きのまとめ。

4/10 Mason ThompsonがIL入り, Hunter Harveyが昇格
4/11 Anibal SanchezがIL入り, Josh Rogersが昇格
4/15 Dee Strange GordonがIL入り, Donovan Caseyがメジャー初昇格, Josh Palaciosをウェイバー獲得
4/20 Sean DoolittleがIL入り, Sam ClayとFrancisco Perezが昇格, Caseyをオプション
4/21 Hunter HarveyがIL入り, Erasmo Ramiezが昇格
4/23 Aaron Sanchezが昇格, Patrick MurphyをDFA

Friday, April 15, 2022

2019年メンバーの近況(2022年開幕)

2022年シーズンも開幕して1週間ほど経ちました。ここで、2019年WS制覇時のナショナルズのメンバーの2022年シーズン開幕時点での状況をまとめておきます。

【MLB: Nationals】
Juan Soto  開幕戦は2番ライトで先発。
Patrick Corbin 開幕投手だが。
Stephen Strasburg  昨年受けた手術の影響でゆっくりフロリダで調整中。
Sean Doolittle メジャー契約で復帰。セットアッパーを務めます。
Tanner Rainey クローザーとして花開くか。
Victor Robles 開幕戦は9番センターで先発。ラストチャンス。
Anibal Sanchez マイナー契約から開幕ローテ入り。しかし、首痛でIL入り。
Joe Ross スプリングトレーニング直前に右ひじ手術。復帰なるか微妙。

【MLB:他球団】 
Max Scherzer (NYM) 開幕2戦目のナショナルズ戦に先発し、喝采を受けた。
Trea Turner (LAD) FA前最終年。3番ショートなど主軸として出場中。
Anthony Rendon (LAA) 3番サードなど主軸で出場中。
Kurt Suzuki (LAA) オフにFAとなったけれど再契約。控え捕手の立場で開幕。
Michael Taylor (KC) センターのレギュラーとして貢献中。
Yan Gomes (CHC) 2年契約の1年目。控え捕手の立場で開幕。
Daniel Hudson (LAD) FAで1年契約。セットアッパーを務める。

【マイナー球団】
Gerardo Parra ナショナルズ傘下のAAAで開幕。
Wander Suero エンゼルス傘下のAAAで開幕。

【所属先未定】
Adam Eaton 引退を検討中との報道もあったが、発表はない。
Fernando Rodney このオフにもドミニカ冬季リーグで元気に投げていた。
Asdrubal Cabrera
Matt Adams
Javy Guerra

【引退済み】
Ryan Zimmerman ナショナルズのスプリングトレーニングに少し来ていた。
Howier Kendrick 
Brian Dozier 

【MLBコーチ:Nationals】
Davey Martinez (WAS) 監督
Tim Boger (WAS) ベンチコーチ
Henry Blanco (WAS) 捕手・戦略コーチ
Bob Henley (WAS) フィールドコーディネーターという役職。ベンチ入り。
Joe Dillon (WAS) フィリーズの打撃コーチを解任され、打撃コーディネーターという役職で出戻り。ベンチ入りはしない。

【MLBコーチ:他球団】
Kevin Long (PHI) 代わってフィリーズの打撃コーチに就任。

【その他】
Paul Menhart (味全ドラゴンズ(台湾)二軍投手コーチ)  ウエストバージニア州Charlestonに本拠を置く独立リーグのチームで投手コーチを1年で辞め、今度は台湾プロ野球のしかも二軍コーチ。ここまでくると面白い人生だなと感じます。
Chip Hale アリゾナ大の監督として2年目のシーズン。

Thursday, April 14, 2022

Lerner家が球団売却を検討

ナショナルズのオーナーであるLerner家が球団の売却を考えているという衝撃的な報道が流れています。大富豪であることに変わりはないはずですが、コロナ禍で本業の不動産業が大打撃を受けているとの報道もあり、オーナーのMark Lernerも今回の報道を否定していません。

現オーナーの父で、球団を買収した当時のオーナーであったTed Lernerは御年96歳。現オーナーのMarkでも70歳直前。念願だったWS制覇を達成し、もう手放してもいいという気持ちが出てきても不思議はありません。

ただ、心配なのはチームの今後。Mike Rizzo球団社長の処遇が何より気になりますし、補強戦略、特にJuan Sotoとの契約延長などはとんでもない金額が動くことになりますから、オーナーの判断が求められ、球団経営への熱意がなければなかなかうまくいかないのではと想定されます。

おそらくそれなりの時間を要するはずですが、今後の動きに注目です。

試合結果(4/7-13)開幕3連敗から何とか踏み止まる

開幕から2シリーズが終わりました。開幕3連敗でいきなりお通夜モードになりましたが、7戦終えて3勝4敗。ま、こんなもんでしょう。頑張ってよく踏み止まっているという印象。

打線は悪くない。Cesar Hernandez, Juan Soto, Josh Bell, Nelson Cruz, それにルーキーキャッチャーのKeibert Ruizといった主軸打者は結果を出しています。Maikel Francoも思ったよりは良い。つながりはいまいちですが、それは言っても仕方ない。

問題は投手陣。開幕投手を務めたPatrick Corbinは昨シーズンと同じく「通用しない」気配が濃厚。7試合で6回を投げ切った先発投手はいません。勝ち試合用のAブルペン、すなわちSean Doolittle, Kyle Finnegan, Steve Cishek, Tanner Raineyの4人が安定しているのが唯一の救いです。

4/7-10 Mets 
全くいいところなく開幕3連敗という最悪のスタート。10日の試合も、Erick Feddeが5回2失点と好投したもののリードを許して終盤へ。4連敗も覚悟したはずですが、8回裏のNelson Cruzのタイムリーで逆転し、なんとか今季初勝利を記録しました。

4/11-13@ATL 
初戦は4安打5打点のMaikel Francoの活躍などで大勝しましたが、2戦目は野手のDee Strange Gordonがマウンドに上がるほどの大敗。迎えた3戦目は初回に先制し、5回無失点のJosiah GrayからAブルペンにつなぐ会心の勝利。ブレーブスとのシリーズを勝ち越すのはなんと2019年の5月以来(その間は0勝10敗4分け)。

Thursday, April 7, 2022

2022年シーズンの開幕ロースター

いよいよ現地4月7日に開幕となりました。今季は労使交渉の妥結までに時間を要したことでキャンプが短くなったことの影響から、例年より2人多い28人で開幕することになりました。

(Rotation: 5) Patrick Corbin, Josiah Gray, Anibal Sanchez, Erick Fedde, Joan Adon

(Bullpen: 10) Tanner Rainey, Kyle Finnegan, Sean Doolittle, Steve Cishek, Andres Machado, Patrick Murphy, Mason Thompson, Victor Arano, Austin Voth, Paolo Espino

(Catcher: 2) Keibert Ruiz, Riley Adams

(Infielder: 6) Josh Bell, Cesar Hernandez, Alcides Escobar, Maikel Franco, Lucius Fox, Dee Strange-Gordon

(Outfielder: 4) Juan Soto, Victor Robles, Lane Thomas, Yadiel Hernandez

(DH:1) Nelson Cruz

主力と見込まれながらIL入りで開幕を迎えるのは、Stephen Strasburg, Joe Ross, Will Harris, Ehire Adrianza, Carter Kieboom。また、マイナーリーグで開幕を迎えるのはLuis Garcia, Josh Rogers, Cade Cavalliといったところ。彼らが加わっても正直まだ力不足の感はありますが。

ともかく、まずはこのメンバーで大いに頑張ってもらいましょう。

ロースターの動き(2022年ST)

2022年3月に労使交渉が妥結してロックアウトが解除されてから、開幕までの間のロースターの動きをまとめておきます。

3/13 Steve Cishek投手とEhire Adrianza野手と契約
3/14 Nelson Cruz野手とSean Doolittle投手と契約(別記事参照
3/22 Hunter Harvey投手をウェイバー獲得
3/31 Tyler Clippard投手とマイナー契約
4/2 Andrew Stevenson外野手をDFA
4/7 Anibal Sanchez投手、Strange Dee Gordon、Maikel Francoの両内野手、Victor Arano投手がメジャーロースター入り、Gabe Klobosits投手をDFA

Tuesday, March 15, 2022

Sean Doolittleとメジャー契約

昨日はナショナルズの補強が低調だと愚痴ったばかりですが、なんとその翌日、Nelson Cruzと契約合意に至り、驚かされました。今季からナ・リーグでもDH制が採用されることとなり、多くのナ・リーグのチームがCruzを狙っているという報道が出ていましたが、意外とあっさりとナショナルズが獲得しました。41歳、メジャー18年目で17年ぶりのナ・リーグという不安はありますが、通算449本塁打、終盤にやや失速した昨年でも32本塁打を記録したパワーは存在感があり、Juan Sotoのプロテクトとしては十分に期待できます。1年1500万ドルという契約も思い切ったもので、ファンとしては嬉しいですね。

と思っていたら、Sean Doolittleと契約というもっと嬉しいニュースが続きました。2019年のメンバーで、2020年のオフにFA退団。昨季はレッズとマリナーズで計56試合に登板し、4.53/1.47という成績で、今季はどうなるかなと気になっていましたが、ナショナルズに戻ってきてくれるとは。まだ34歳の左腕ですから、戦力として大いに期待しています。(契約内容は1年150万ドル)

ロースタースポットを空けるためにJhon RomeroをDFAしたところ、ツインズにクレームされました。

Sunday, March 13, 2022

Anibal Sanchez, Gerardo Parraとマイナー契約

ロックアウトが終わり、再開となったFA市場。スプリングトレーニングもほぼ同時に始まり、非常に活発な動きを見せています。

ま、ナショナルズが契約したのは、35歳のブルペン右腕Steve Cishekと32歳のユーティリティEhire Adrianzaという、よく言っても名脇役といった感じの2人だけ。ものすごい勢いで補強を続けるメッツとは好対照です。

一方でキャンプ初日に明らかになったのが、ローテーションの一角と期待されていたJoe Rossが先週右ひじの手術を受けたというニュース。少なくとも2か月は離脱するそうです。せめてオフの初めに受けておけばよかったのにとは思いますが、契約面とかいろいろ事情があったのでしょう。

そんな、あまり見通しの明るくないナショナルズですが、Anibal SanchezGerardo Parraの2人の2019年メンバーがマイナー契約でキャンプに参加するというファンにはうれしいニュースも入ってきました。

特にSanchez。昨シーズンは、シーズン中に何度か投球練習を披露してアピールしたものの契約を得られず浪人として過ごしていたので、マイナー契約とはいえ応援したいところです。ま、38歳の右腕に簡単にローテーションに入ってもらっては困るのですが。

Friday, March 11, 2022

開幕は4月7日

もめにもめた労使交渉がようやく妥結し、当初予定より1週間遅れの4月7日(日本時間8日)に開幕することが決まりました。開幕シリーズはホームでのメッツ4連戦。いきなりMax Scherzerを迎え撃つことになります。

くだならいニュースばかりの日々が続き、MLBへの興味も関心も失われつつありましたが、こうして開幕日も決まったことなので、そろそろまたフォローしてみようかと思います。そういえばZimmermanの引退記事も書きかけで止まってるな・・・。

Tuesday, February 15, 2022

All Time Nats (2022年2月)打撃編

Ryan Zimmermanが引退を表明しました。この記事を準備していたまさにそのタイミングで入ってきたニュース。Zimmermanに関する記事は別途書くするつもりですが、ひとまずアップしておきます。見ての通り、積み上げ系の多くのスタッツで不滅の大記録を残しました。

◎主要成績トップ3
[安打数]
1. Ryan Zimmerman 1846
2. Anthony Rendon 994
3. Bryce Harper 922
 
[本塁打数]
1. Ryan Zimmerman 284 
2. Bryce Harper 184
3. Anthony Rendon 136
 
[打点数]
1. Ryan Zimmerman 1061
2. Anthony Rendon 546
3. Bryce Harper 521
 
[盗塁数]
1. Trea Turner 192
2. Ian Desmond 122
3. Michael Taylor 77
 
[打率(800打席以上)]
1. Daniel Murphy .3291
2. Howie Kendrick .3158
3. Juan Soto .3009
 
[出塁率(800打席以上)]
1. Juan Soto .4317
2. Nick Johnson .4157
3. Bryce Harper .3875
 
[長打率(800打席以上)]
1. Daniel Murphy .5498
2. Juan Soto .5496
3. Adam Dunn .5326
 
◎800打席到達
率系の記録のランキング対象の基準としている通算800打席。2021年に到達した選手はいませんでした。
今季は、Josh Bell(現在568打席)、Carter Kieboom(414打席)、Luis Garcia(386打席)に可能性があります。Bellはケガさえなければ確実。KieboomとGarciaはレギュラーに定着すれば届くかなという数字です。
 
◎達成可能性のある通算記録
500安打: Juan Soto(あと15)
100本塁打:Juan Soto(あと2)
 
以下、各成績のトップ10。 

Sunday, February 13, 2022

All Time Nats (2022年2月)投手編

続いて投手成績編です。

◎主要成績トップ3
[勝利数]
1. Stephen Strasburg 113
2. Max Scherzer 92
3. Gio Gonzalez 86
 
[セーブ数]
1. Chad Cordero 113
2. Drew Storen 95
3. Sean Doolittle 75
3. Rafael Soriano 75
 
[ホールド数]
1. Tyler Clippard 150
2. Drew Storen 72
3. Sean Burnett 71
 
[奪三振数]
1. Stephen Strasburg 1718
2. Max Scherzer 1610
3. Gio Gonzalez 1215
 
[防御率(200イニング以上)]
1. Tyler Clippard 2.677
2. Chad Cordero 2.775
3. Max Scherzer 2.797
 
[WHIP(200イニング以上)]
1. Max Scherzer 0.962
2. Tyler Clippard 1.047
3. Stephen Strasburg 1.093
 
◎200投球回数到達
2021年に新たに通算200イニングに到達したのはErick Feddeのみ。今季届きそうなのはAustin Voth、Paolo Espino、Josiah Grayの3人。ブルペンに回ったVothですが、昨季が57.1回で残りが37回ですからきっと届くでしょう。Paolo Espinoは残り84.1回。どのように起用されるかさっぱりわかりませんが、なんだかんだで届きそうな気がします。Grayは残り137.1回なので、ローテーションに定着したら届く数字。期待しています。
 
以下、各成績のトップ10です。

Saturday, February 12, 2022

All Time Nats (2022年2月)先発編

本来ならスプリングトレーニングの開始まであと何日とカウントダウンして気分が盛り上がってくるはずの2月ですが、依然ロックアウトが続いており、12日の交渉でも妥結には程遠いという報道。3月末に予定どおり開幕できるかどうかさえ怪しくなってきました。

見るべきニュースがない日々。それまで暇さえあれば更新をチェックしていたMLBTradeRumorを数日見ないことさえあります。MLBへの関心が低下してしまっているのは私だけでしょうか。

新しい企画を考える気も起きず、恒例の球団ワシントン移転後の通算成績をまとめるシリーズでも更新しておこうかと思います。

まずは、先発出場編。

Pitcher 
Stephen Strasburg 246
Gio Gonzalez 213
Max Scherzer 189
Jordan Zimmerman 178 
Tanner Roark 141 
トップは変わらずStephen Strasburgですが、わずか5試合の登板に終わってしまいました。19試合に先発したMax Scherzerが2位に上昇しましたが、トレードされなければ200試合の大台に達していたのにと思うと残念です。次にトップ5入りが予想されるのはPatrick Corbin(現在75)ですからしばらく変動はなさそうです。Corbinにしても昨季のような不安定な内容が続くようなら届かないおそれもあります。Scherzerとのトレードで加入したJosiah Grayがしっかりローテーションに定着して、いずれはここにランクインしてくることを楽しみにしてしばらく待つことになりそうです。

Catcher 
Wilson Ramos 553
Brian Schneider 336
Jesus Flores 239
Kurt Suzuki 214
Yan Gomes 180
シーズン途中でトレードされるまでに60試合に先発したYan Gomesが、177先発のMatt Wietersをぎりぎりで抜いてトップ5入りとなりました。今季この順位が変動する可能性はありませんが、Kiebert Ruizが期待通りにレギュラーに定着できるか、それともRiley AdamsやTres Barreraが頑張りを見せるか、若手が争う楽しみなポジションとなります。

First Baseman
Ryan Zimmerman 489
Adam LaRoche 469
Nick Johnson 395
Adam Dunn 217
Dmitri Young 153
45試合に先発したRyan ZimmermanがAdam LaRocheを抜き、サードとファーストの2ポジションでのトップとなりました。現在FAとなっているZimmerman。去就は明らかにしていませんが、代打要員でもいいのでずっと見ていたい。昨季の最多はJosh Bellの116先発。期待を上回る守備力を見せたので、今季もファーストのレギュラーでしょう。Dmitri Youngを抜くことはほぼ確実。Adam Dunnにも届くかも。

Second Baseman 
Danny Espinosa 491
Daniel Murphy 287
Jose Vidro 184
Ronnie Belliard 176
Anthony Rendon 165
2018年シーズン終了以来、4年連続で全く変化なし。トレード期限まではJosh Harrison(最多の61試合)、その後はLuis Garciaがレギュラー扱い。Garcia(現在90試合)がこのまま定着して、きっちりランクインしてくることを期待しています。

Third Baseman
Ryan Zimmerman 1128
Anthony Rendon 729
Vinny Castilla 135
Yunel Escobar 134
Carter Kieboom 89
Carter Kieboomにレギュラーを任せるはずが、不振でStarlin Castoが昨季チーム最多の84試合に出場。そのCastroがグラウンド外での問題で出場できなくなると、仕方なくという感じでKieboomに再びプレー機会が回ってきましたが、やはり結果は残せず。それでもJerry Hairstonの40試合を抜いてトップ5入り。今季もKieboomにチャンスは与えられるはず。そろそろ結果を残さないと。

Short Stop
Ian Desmond 889
Trea Turner 531
Cristian Guzman 438
Danny Espinosa 202
Felipe Lopez 181
トレード期限までのレギュラーだったTrea Turnerが95試合出場で2位に浮上してナショナルズでのキャリアを終了。その後はAlcides Escobarが意外な活躍で終盤はほぼレギュラーとして58試合に先発。再契約はしましたが、1年間レギュラー出場するのはちょっと厳しいかな。なんといっても花形ポジション。次のスター候補が現れてほしいところです。

Left Fielder 
Juan Soto 298
Jayson Werth 255
Josh Willingham 187
Bryce Harper 177
Alfonso Soriano 158
全く何も変わらず。前半に印象的な活躍を見せたKyle Schwarberがチーム最多の72先発。その後は主にYadiel Hernandezが守りました(46試合)。Hernandezは今季も所属していますが、レギュラーかというと微妙な立ち位置です。今年も変化なしかな。

Center Fielder 
Michael Taylor 356
Denard Span 350
Victor Robles 291
Nyjer Morgan 174
Bryce Harper 170
順位は変わらず。開幕からレギュラーとしてプレーし続けたVicor Roblesがチーム最多の95先発。ただ、守備は一流なのですが、打撃・走塁が精彩を欠き、シーズン終盤にはマイナー降格。代わってトレードで加入したLane Thomasがほぼレギュラーとして出場。Roblesが復活できるか、Thomasが昨季の終盤がまぐれでないことを示すか。今季のポジション争いは熾烈になりそうです。

Right Fielder
Bryce Harper 549
Jayson Werth 491
Austin Kearns 333
Adam Eaton 242
Jose Guillen 199
昨シーズンの単独ポジションでの最多先発となったのがJuan Sotoのライトでの144試合でトップ5入り目前まで来ています。今季も着実に記録を伸ばしてくれることを期待。