Sunday, August 30, 2020

試合結果(8/25-29) 地区最下位で折り返し

30試合を消化。シーズンの折り返しなのですが・・・。

8/25 L3-8 Phillies

3回表2死1,2塁でのJ.T. Realmutoのライトフェンス際への3ラン。滞空時間が長くフェンス最上部でバウンドしてから入った打球なので、守備力のあるライトなら捕球してくれたであろう打球でした。Erick Feddeはよく頑張ったと思います。

8/26 L2-3 Phillies

Patrick Corbinはよく投げました。同点の7回表1死1塁で右中間へのポップフライを捕りに行ったライトとセンターがぶつかって落球。案の定、勝ち越しを許しました。9回裏1死1,3塁の同点機を作りながら二者連続三振でゲームセット。情けない。

8/27 Phillies戦はウィスコンシン州で起きた警官よる黒人男性への発砲への抗議のために延期

8/28 W10-2@BOS 

3回表にJuan Sotoの2ランなどで5点を先制すると、Max Scherzerが余力を持って無四球11奪三振で6回を1失点投げて余力を持って快勝。

8/29 L3-5@BOS

Trea Turnerの5打数5安打をはじめ11安打、実に7イニングで先頭打者が出塁しましたが、とにかくチャンスで打てず、得点したのは3回表だけ。

60試合制シーズンの折り返しとなる30試合を終えました。12勝18敗。堂々の地区最下位です。フィリーズ、レッドソックスというはっきりいえば調子が上がっていなかったチームとの対戦で一気に借金を減らしたかったところですが、むしろじりじりと借金が増えていっています。

前半を終えて、1つの注目した数字は、7回以降に逆転した試合数。ゼロ(逆に7回以降に逆転された試合は4試合あります)。リードされて終盤になると、チャンスは作りますが、あと1本が出ずに得点できません。見ていてフラストレーションばかりがたまります。

Thursday, August 27, 2020

Stephen Strasburgが右腕を手術し、シーズン終了

 8月14日の試合途中で降板し、そのままIL入りしていたStephen Strasburg。右腕の痺れを治すために手術に踏み切り、今シーズンは終了となりました。来季の開幕に向けて治療・リハビリに取り組むとのことです。

2G(2SG) 0W1L 5.0IP  2K 1BB 10.80/1.80

オフに結んだ7年契約の1年目はこのように極めて残念な形で終わってしまいました。しかも、今回の故障は珍しい症例のため、本当に復活できるかの見通しも立ちません。仮にこのまま復活できないとなると、いくらワールドシリーズMVPの活躍をした結果とはいえ、あまりに大きな代償。ただただ復帰を祈りたいと思います。

ロースターの動き(2020年7月-8月)

かなり変則的な動きになっている2020年のロースターですが、フォローできるだけしておきます。

7/27 Josh Harrisonと契約
33歳のベテラン内野手Josh Harrisonとメジャー契約を結びました。パイレーツ時代の印象の強い選手(2014年と2017年にはオールスター選出)ですが、2018年にFAとなり、昨シーズンはタイガースでプレーしたもののハムストリングの故障もあって結果を出せず、8月に解雇の憂き目にあいました。今季はフィリーズとマイナー契約を結んで再起を目指したものの開幕直前で解雇されていました。年齢的にもそこまで期待は大きくありませんが、どの選手にもコロナでの離脱のリスクがある中、デプスを確保する意味はあるかと思います。

30人ロースターからは、控え捕手のRaudy Readが外れました。

7/31 Will HarrisがIL入り
ブルペン右腕のWill Harrisが股関節痛のためIL入りとなりました。オフの補強の目玉であり、期待していましたが、開幕から2試合連続失点。球速も出ていなかったので、どこか悪い感じはありました。このご時勢でもありますから、しっかり治すことが肝要です。

8/4 Juan SotoとWander Sueroが復帰, Andrew Stevensonをオプション
コロナウイルス陽性のため開幕ベンチ入りから漏れていたJuan SotoWander Sueroの2人が復帰しました。2人とも無症状だったため、隔離されながらトレーニングを続けていたようですが、2度の陰性の後にようやく復帰となりました。

Sotoは言わずと知れた打線の中心選手であり、復帰は戦力的にも非常に重要。初出場となった5日のメッツ戦では早速タイムリー二塁打を打ちました。今後の活躍を期待しています。

8/6 James Bourqueをオプション, Emilio BonifacioをDFA
開幕から2週間が経過。ロースターを28人に減らす必要があり、ブルペン右腕のJames Bourqueをオプションし、Emilio BonifacioをDFAとしました。Bourqueは2試合に登板していずれも無失点と好投。いずれまた機会は与えられることでしょう。ベテランのBonifacioはJosh Harrisonの加入もあって余剰戦力となっていたので順当な判断かと思います。

8/13 Sean DoolittleとSam FreemanがIR入り, Will Harrisが復帰, Seth Romeroがメジャー初昇格
開幕から不調が続いていたSean DoolittleがIL入り。理由は右膝の痛みということですが、再調整の意味合いのほうが大きいでしょう。一方、開幕から5試合7イニングを無失点とDoolittleに代わるブルペン左腕として期待が高まりつつあったSam FreemanもIL入り。こちらは12日の登板中に左肘に痛みが走ったため途中降板せざるを得なくなりました。MRI検査の結果待ちですが、TJ手術経験者だけに心配です。

いきなり2つも空いたブルペンの枠。1つはIR入りして調整していたWill Harrisが復帰。もう1つは突然誰もいなくなったブルペン左腕としてSeth Romeroがメジャー初昇格。聞いたときの感想は「えっ?他に誰もいないの?」。2017年ドラフト1巡目で入団したものの、素行不良で出場停止をくらうなどの問題児。マウンドでもRk, SS, A+で計14試合に登板して防御率は4点台。その上、TJ手術で2019年は全休。こんなピッチャーに投げさせなければならないとは。編成上の問題のようにも見えます。(早速13日にメジャーデビューしましたが、満塁弾を打たれるなど、とても通用するようには見えません。おそらく別の形での補強が図られることでしょう。)

8/14 Starlin CastroがIL入り, Ryne Harperをオプション, Dakota BacusとLuis Garciaがメジャー初昇格
連日の慌ただしい動きになりますが、故障者が出るのだから仕方ありません。まず14日の試合前に、調子を落としていたRyne Harperをオプションし、Dakota Bacusを昇格させる形でブルペン右腕を入れ替えました。Bacusは2012年ドラフトでアスレティックスに入団し、翌2013年にKurt Suzukiとの1対1のトレードでナショナルズ傘下へ。そこから苦節7年で29歳にしてようやくメジャーデビューを果たしました。おめでとう。

ダブルヘッダーの1試合目の守備でStarlin Castroが右腕を骨折。打線の主軸として機能していただけに痛い離脱です。が、もしかするとこれはもしかするかもしれません。というのは、急遽呼ばれたトッププロスペクトのLuis Garciaが本物に見えるため。こちらはBacusとは対照的に弱冠20歳(西暦2000年生まれ!)。にも関わらず、14日のデビュー戦では走攻守に堂々たるプレーを連発。結果以上に期待を持たせる内容のデビュー戦でした。

8/15 Stephen StrasburgがIL入り, Ryne Harperが復帰
前日の試合で右腕の痺れを訴えて途中降板したStephen StrasburgがIL入り。同じ症状のために開幕からしばらく登板を回避し、自身2試合目で再び離脱となりました。長期契約が始まったばかり。まずはしっかり治すことに専念してもらいたい。ロースター枠は前日にオプションされたばかりのRyne Harperがすぐに呼び戻され、先発ローテーションにはおそらくErick Feddeが埋めることになると思われます。

8/22 ダブルヘッダー用の追加選手としてWil Croweがメジャー初昇格
この日行われるダブルヘッダーの2試合目の先発として、Wil Croweが初めてのメジャー昇格。2017年のドラフト2巡目。順調にマイナーを昇格し、昨シーズンはAAAに到達していた25歳。メジャーでエースが張れるほどの持ち球はないもののローテーション投手としては十分やっていけるという評価のようです。(22日のデビュー戦は4回途中4失点という結果に終わりましたが、守備に足を引っ張られなければ4回無失点の内容でした。)

8/24 Seth RomeroがIL入り, Ben Braymerがメジャー初昇格
23日の夜に自宅で右腕を骨折したSeth RomeroがIL入り。椅子から転落したと説明しているようですが、これまでの素行から信じる向きはあまりありません(まさに色眼鏡であり、かわいそうな気もしますが)。デビュー戦で痛打されたものの続く2試合は無失点で終え、ブルペン左腕としての期待感が少し出てきていたタイミングだけに、何やってるんだか、という印象。

代わって、26歳の左腕Ben Braymerがメジャー初昇格。2016年のドラフト18巡目。マイナーではずっと先発を務め、昨シーズンAAAに到達。例年であればまだ早いと思われるところですが、健康な左腕投手が他に誰もいないのですから仕方ありません。頑張ってくれ。

8/26 Sean Doolittleが復帰, Carter Kieboomをオプション
IL入りして調整を続けていたSean Doolittleが復帰しました。状態はよくわかりませんが、これ以上トレーニングサイトにいてもやることもないということでしょう。まずはプレッシャーの少ない場面で使ってみて、ということになりそうです。

ロースター枠を空けるためにCarter Kieboomをオプションしました。これは驚き。Anthony Rendonの後釜としてサードを任され、少なくとも守備面ではよくやっていたように見えました。打撃は.200/.359/.200という数字に現れているように必ずしも満足いくものではありませんし、特にここ1週間ほどは結果が出ていませんでしたが、それでも我慢して使っていくのかなと思っていました。25日の試合で2打席連続で初球を振って併殺打となり、ベンチでかなり荒れていた様子だったそうなので、そのあたりを加味されたのかもしれません。いずれ戻ってくるでしょうから、それまでしっかり調子を整えておくことです。

8/29 Brock Holtと契約
32歳のベテラン・ユーティリティのBrock Holtと契約を結びました。レッドソックスに長くいた印象の強い選手です。昨オフにFAとなり、ブリューワーズとメジャー契約を結びましたが、開幕から30打数3安打(全てシングル)と結果を出せず、先日DFAされていました。期待はさほどしていませんが、左打者なのでまずまず使い出はあるかと思います。

ロースターを空けるため、Ben Braymerをオプションしています。

Tuesday, August 25, 2020

試合結果(8/21-24)

マーリンズでコロナウイルスが流行したために延期されていた試合の一部が組み込まれたナショナルズ・パークでの変則5連戦。22日の2試合は、マイナーはともかくメジャーでは初めて採用された7イニング制で実施され、第2試合では両先発がメジャーデビュー戦。なんでもありの2020年です。

Patrick Corbinは悪くなかったのですが、2回裏2死から痛恨の3ランを被弾。ソロ本塁打2本と打線が機能せず。

8/22(G1) W5-4 Marlins
序盤に5点をリードしてもらいながらMax Scherzerが5回表に突如乱れて4点を失い、勝ち投手を得ることなく降板。珍しい。ブルペンが奮闘してなんとか逃げ切りました。

8/22(G2) L3-5@MIA
ナショナルズのWil Crowe、マーリンズのSixto Sanchezの先発2人ともがメジャーデビューという珍しい試合。Croweの結果は4回途中4失点というものになりましたが、味方の守備が足を引っ張らなければ(エラーが記録がされていないだけでアウト3つは損しました。)おそらく4回無失点。内容的にも悪くはなかったので、次に繋がるピッチングでした。

Anibal Sanchezがようやく本来のピッチングを見せ、7回1失点。打線も機能して援護。ようやくスッキリ勝ちました。

Austin Vothがまたも打順が2巡目に入ったところで捕まり、4回途中でノックアウト。打線も追い上げましたが、7点のビハインドからはさすがに追いつけず。

昨シーズンまで完全にカモにしていたマーリンズとの5連戦。最低でも勝ち越しと思っていましたが、結果は2勝3敗。調子も、地区順位も上がりません。

8月末と設定されているトレード期限を前に補強の話題が盛り上がっており、ナショナルズは先発投手とブルペン左腕が必要な状況です。ただ、30チーム中の16チームがポストシーズンに進める今季。現時点で諦めるチームはほとんどなく、プロスペクトではなく、相互に即戦力をトレードすることになるのでは、と言われています。Luis Garciaだけは絶対手放してはなりません。

Friday, August 21, 2020

Brian Dozierがメッツを退団

8月16日にBrian DozierがメッツからDFAされ、退団しました。マイナー契約からメジャーに昇格しましたが、7試合16打席で.133/.188/.133。Robinson CanoのILからの復帰などもあり、出番を失いました。

この結果だと次のチャンスを得るのは難しいかもしれませんが、どうでしょうか。

Thursday, August 20, 2020

試合結果(8/14-18) シーズンの1/3を終えて地区最下位

短いシーズンの1/3が終わりました。

8/9 L2-6 Orioles 
14日の試合に先立ち、8月9日の試合の続きを実施。2-5とリードされた6回から再開。始まってすぐに一二塁間の打球に飛び付いたStarlin Castroが右腕を骨折するアクシデント。ブルペン右腕のDakota Bacusがメジャーデビューで8、9回を無失点。

8/14 W15-3@BAL 
Stephen Strasburgが1回裏、4人目の打者の途中で右腕の痺れで降板してしまったが、後を受けたErick Feddeが無失点で6回裏まで投げ切る貢献。打線は、メジャーデビューの20歳のLuis Garciaの2安打2打点をはじめとして計19安打15打点。苦しい試合をよく取った。

8/15 L3-7@BAL 
Patrick Corbinが2回までに4点を失う乱調。打線はJuan Sotoは出場10試合で6本目となるホームランを打ちましたが、反撃及ばず。

8/16 W6-5@BAL 
一時は5−1とリードしながらオリオールズの本塁打攻勢で7回裏に追いつかれてしまいましたが、8回表になんでもないサードゴロを1塁に悪送球するエラーで決勝点をもらって勝利。8。、9回はTanner Rainey, Daniel Hudsonで完璧な締めくくり。

8/17 L6-7x@ATL 
ハートブレイキング。打線はチャンスを潰しながらも着実に加点し、ブルペンも頑張り、6−3とリードして迎えた最終回。Daniel Hudsonが2本の2ラン(しかも2本目は2死から)を打たれるまさかの逆転サヨナラ負け。

8/18 W8-5@ATL 
序盤からAustin Vothがピリッとせず、リードを許す展開でしたが、5回表の集中打で逆転。ブルペンが踏ん張り、前夜と同じく3点リードで迎えた最終回のマウンドには3連投となるDaniel Hudson。しっかり3人で打ち取り、悪いイメージを早くも払拭。

ここまで9勝12敗。全60試合のシーズンの1/3を終えたことになりますが、現状はNL東地区最下位。とはいえ、首位ブレーブスまででも3ゲーム差。借金わずかに3。5割を超えさえすればポストシーズンには出られるはずなので悲観するには早過ぎます。

ここまでの状況を軽く振り返ると、先発投手陣の不調が気になります。チーム打率が全体3位であるように打線は頑張っています。一方、チーム防御率4.72は全体的19位。先発に限ると24位まで下がってしまいます。Stephen Strasburbが離脱している今、Max ScherzerとAnibal Sanchezの両ベテランに期待したい。特に開幕から4試合、いまだにQSのないSanchezには奮起を促したい。

Thursday, August 13, 2020

試合結果(8/7-13)

連戦が続き、10日からは今季初の遠征に出ています。

8/7 L0-11 Orioles 
Anibal Sanchez以下の投手陣が打ちに打たれて19安打11失点。打線は、懐かしのTommy Milone(6イニング)以下の前にわずか4安打1四球。酷い。

Austin Vothは5回無失点、Juan Sotoの1号ソロなどで7回終えて3−0とリードの理想的な展開でしたが、8回、Sean DoolittleとDaniel Hudsonで5失点の逆転負け。

8/9 Orioles (6回途中で中断)
Stephen Strasburgが今シーズン初登板。4回までは2安打無失点のピッチング(ただし、奪三振はわずか2つ)でしたが、5回に捕まり一挙5失点KO。2-5とリードされた6回表に降雨中断。

4打数4安打(うち2本塁打)5打点のAsdrubal Cabrera、4打数3安打(うち1本塁打)3打点のJuan Sotoなど17安打16得点の猛攻で圧勝。

Max Scherzerが6回1失点で今季初勝利。7回途中からはTanner Rainey, Daniel Hudsonで締めて接戦に勝利。これが勝利の方程式になりそうな。

Anibal Sanchezが3回途中でKO。Juan Sotoの2本のホームランなどで一時は1点差としたが、6回裏に開幕から頑張っていたブルペン右腕のRyne Harperが大乱調で一挙5失点。

8/13 L2-8@NYM 
Austin Vothがピリッとせず、4回3失点。5回裏に2番手でメジャーデビューのSeth Romeroが満塁弾を打たれて勝負あり。前日の試合で負傷退場したVictor Roblesは出場せず。

13日を終えた時点で6勝9敗。なかなか勝ち星が伸びません。故障者が出ていることも心配材料です。幸いにもコロナウイルスの新規感染者は確認されていません。

リーグ全体で見ても、小康状態です。マーリンズでのクラスターは収束。カージナルスではまだ続いており、順調なチームが20試合を終えている中でカージナルスはわずか5試合しか消化できていませんが、現地14日から試合が行われるようです。シーズンが成立するため、これ以上の感染者が出ないことを願うばかりです。

Thursday, August 6, 2020

試合結果(8/4-5)

マーリンズにおけるクラスター発生を受けてマイアミ遠征が中止となり、4日も間が空きました。しかもメッツとは2連戦で、また1日オフが挟まります。なかなか盛り上がってきません。

8/4 W5-3 Mets 
序盤に5-0とリード。中盤に追い上げられましたが、ブルペンが踏ん張り、最後はDaniel Hudsonが危なげなく締めくくって快勝。

8/5 L1-3 Mets 
Juan Sotoの復帰戦。1回裏の第1打席で早速レフトへタイムリーツーベースを打ちましたが、結局ナショナルズの得点はそれだけ。先発のMax Scherzerがハムストリングの痛みで1回を終えたところで降板。心配です。ブルペン陣が踏ん張って試合を壊しはしませんでしたが、得点できなければ勝てません。

マーリンズはなんと18人もの選手をIL入りさせてシーズンを再開。チームの半数以上って・・・。マーリンズ、カージナルス以降にクラスターは確認されていませんが、引き続き予断は許しません。

Saturday, August 1, 2020

Matt Adamsがブレーブスで開幕, Brian DozierはメッツとFernando Rodneyはアストロズと契約

[7月28日オリジナル、8月1日追記]
順調なチームは開幕から4, 5試合を消化したMLB。順調なチームとわざわざ書いたのは、3試合目を終えた時点で選手だけでも10名程度のコロナウイルス陽性者が出たマーリンズの(少なくとも)2試合、そのマーリンズと直前まで対戦していたフィリーズの(少なくとも)1試合が中止になるなど、シーズンの先行きに暗雲が垂れ込めている状態です。

といった状況ですが、開幕時点での元ナショナルズの選手の状況を確認しておきます。

メッツのキャンプにマイナー契約招待選手として参加していたMatt Adamsでしたが、自ら申し出て7月18日に解雇となり、直後にブレーブスとマイナー契約。20日のエキシビションゲームでサヨナラホームランを打ち(それだけが理由というわけではないでしょうが)開幕直前にベンチ入りメンバーとなりました。開幕後はDLとして起用され、27日の試合では3ランを打っています。

また、春にはパドレスのキャンプに参加していたBrian Dozierは、夏のキャンプが始まる直前に解雇され、しばらく所属先がありませんでしたが、22日になってメッツとマイナー契約を結びました。開幕ベンチ入りはなりませんでしたが、60人枠には入っており、メッツ傘下で機会を待つことになります。
→早くもメジャーに昇格し、30日の試合で先発出場しました。(8月1日追記)

同地区のライバル球団にはなりますが、2人の活躍を応援していきます。

なお、WSメンバーで所属先がないのは、Fernando Rodneyのみ。また、NPBの読売でプレーするGerardo Parraは規定打席にはわずかに足りませんが、.325/.371/.470、3本塁打、11打点と活躍しています。
→7月31日にFernando Rodneyがアストロズとマイナー契約を結んだことが明らかになりました。当面はトレーニングサイトで調整を続けるようです。これでとりあえず昨年のWS制覇メンバーがどこかのチームに所属することになりました。(8月1日追記)

試合結果(7/28-30), 31日からのマーリンズ戦は延期

7/28 L1−5 Blue Jays 
懐かしいTanner Roarkがビジターとしてナショナルズパーク初登板。5回を1失点に押さえ込まれました。Austin Vothも5回を自責点2(3失点)と先発の仕事をしましたが、黒星。

@TORとなっていますが、トロント市はMLBの試合開催を認めていないので、実際にはナショナルズ・パークで行われました。Max Scherzerが8回途中まで無失点の好投でしたが、メジャーデビュー戦となったNate Pearsonに打線が抑え込まれ、0−0で延長へ。今季採用された延長戦は無死2塁開始ルール初適用となった10回表に山口俊から4点を奪い、勝利。

Stephen Strasburgはまだ復帰の見通しが立たず、Erick Feddeが再び代役として先発し、4回途中までを2失点。4安打のStarlin Castro、2安打2四球のCarter Kieboomなどが引っ張った打線が作ったリードをブルペンが守り、最後はDaniel Hudsonがチーム今季初セーブ。

30日を終えた時点での成績は3勝4敗。

31日からマイアミでのマーリンズ戦のはずでしたが、マーリンズでコロナウイルスのクラスターが発生し、中止になってしまいました。ナショナルズはそのままワシントンに滞在し、次の試合は3日からのメッツ戦の予定です。

もっとも、そもそもシーズンが中止される可能性も出てきました。7月31日までにマーリンズの選手・スタッフ合わせて18人のコロナウイルス陽性が確認され、マーリンズはもとより直前の対戦相手フィリーズの試合も当面中止。現地1日には今度はカージナルスで選手・スタッフ合わせて6人の感染が確認され、ブリューワーズ戦の中止が決定。現地7月31日にはManfredコミッショナーがシーズン中止に言及するなど、先行きには暗雲が垂れ込めています。