Wednesday, December 30, 2020

Howie Kendrickが引退表明

 2020年も残すところあと1日となりました。本業多忙のため更新が滞っていましたが、2020年が終わる前に書いておかなければならない記事がありました。

12月22日、Howie Kendrickが現役引退を表明。

37歳。2002年ドラフトでエンゼルスに入団してから19年、メジャー昇格からでも15年の現役生活。オールスター選出は2011年の1回だけで、リーグMVP投票での得票も2014年にほんの少し得票しただけということで、決して華々しいキャリアではありませんでしたが、1747本の安打を打って通算打率.294。文句なしに一流のメジャーリーガーでした。

そのキャリアの最後に、ナショナルズの2019年のワールドシリーズチャンピオン獲得に大きく貢献してくれたことは言うまでもありません。

おさらいしておきます。

● ドジャーズとのNLDS最終第5戦。延長10回の満塁弾。2012, 14, 16, 17とことごとくNLDSをクリアできなかったナショナルズが初めてポストシーズンのシリーズ勝ち上がることができたのは、紛れもなくあの満塁弾のおかげでした。

● 4戦スウィープでカージナルスを降したNLCS。333/.412/.600、チームトップの4打点を記録し、シリーズMVPを受賞。

● アストロズとのワールドシリーズ最終第7戦。0−2のビハインドで迎えた7回表。1点を返してなお1死1塁の場面で放った逆転2ラン。ライトポールに当たった時の金属音は今も耳に鮮明に残っています。

感動をありがとう。お疲れさまでした。

Friday, December 11, 2020

2020 ALL-MLBにSoto

2020年のALL-MLBが発表され、ナショナルズからはJuan Sotoがファーストチームの外野手に選ばれました。

惜しかったのはTrea Turner。レギュラーシーズンの数字だけ見れば本塁打以外のおよそ全ての数字でCorey Seagerを上回りました(本塁打はTurner12本に対してSeager15本)が、NLCSとWSのダブルMVPを受賞したSeagerが選ばれたのは、ポストシーズンまで含めて評価するというこの賞の趣旨から言って当然の結果なので、まあ仕方ないですね。

受賞者は以下の通り。

First Team
C: Salvador Perez, Royals
1B: Freddie Freeman, Braves 
2B: DJ LeMahieu, Yankees
SS: Fernando Tatis Jr., Padres 
3B: Manny Machado, Padres
OF: Mookie Betts, Dodgers
OF: Juan Soto, Nationals
OF: Mike Trout, Angels 
DH: Marcell Ozuna, Braves 
SP: Trever Bauer, Reds
SP: Shane Bieber, Indiand
SP: Yu Darvish, Cubs 
SP: Jacob deGrom, Mets 
SP: Max Fried, Mets 
RP: Nick Anderson, Rays 
RP: Liam Hendricks, Athletics

Second Team 
C: J.T. Realmuto, Phillies 
1B: Jose Abreu, White Sox
2B: Brandon Lowe, Rays
SS: Corey Seager, Dodgers
3B: Jose Ramirez, Indians
OF: Ronald Acuna Jr. Braves
OF: Michael Conforto, Mets
OF: Mike Yastrzemski, Giants 
DH: Nelson Cruz, Twins
SP: Gerrit Cole, Yankees
SP: Clayton Kershaw, Dodgers
SP: Dinelson Lamet, Padres
SP: Kenta Maeda, Twins
SP: Hyun-Jin Ryu, Blue Jays
RP: Brad Hand, Indians
RP: Devin Williams, Brewers

このメンバーに、ダルビッシュ投手と前田投手の2人の日本人が入っているというのは素晴らしいですね。

Wednesday, December 9, 2020

Adam Eatonがホワイトソックスと1年契約

全体的にスローペースでナショナルズの補強もほとんど進んでいないこのオフ。そんな中ですが、Adam Eatonがホワイトソックスと1年800万ドル(1年目700万ドル、2年目の球団オプションのバイアウトが100万ドル)で契約合意に達したと報じられました。

32歳という年齢ながらここ数年は守備や足に陰りが見え、オフにナショナルズが来季オプションを破棄。FAランキングでは下位あるいはランク外の扱いをされ行き先があるか心配していましたが、しっかりしたメジャー契約を得ることができて良かったです。

行き先は2016年のオフのトレードでナショナルズに来るまで所属していたホワイトソックス。今季、13年ぶりのポストシーズン進出を果たし、来季も優勝を目指そうというチーム。しかもその(投手陣の)中心になろうというのが、まさにトレードパートナーだったLucas Giolito。26歳となったGiolitoは今年8月にノーヒッター(1四球のみの準完全)を達成するなどすっかり才能を開花させています。Giolitoだけでなく、あのトレードで送ったDane DunningReynaldo Lopezもローテーション投手に成長し、今季のホワイトソックスの全60試合のうち、実に27試合の先発がこの3人でした。こうして見てみるとあのトレードはまさにウィン・ウィンの素晴らしいものだったと評価できるでしょう。(もっとも、Dunningは奇しくもEatonの契約合意と同日に発表されたLance Lynnとのトレードでレンジャーズに移籍することになり、Lopezは不振で9月にマイナーに落とされ、先日ノンテンダーFAとなったため、Eatonと一緒にプレーすることはありませんが。)

いずれにせよ、Eaton、ありがとう、そしてこれからも頑張ってください。

Tuesday, December 1, 2020

Michael A. Taylorがロイヤルズと1年契約

嬉しいニュースです!

Michael A. Taylorがロイヤルズと1年のメジャー契約を結びました。年俸175万ドルは今季からほぼ半減ですが、メジャー契約を得られたというだけで十分です。しかもロイヤルズとはいいチームに入りました。外野陣のデプスチャートを眺めてみると、Whit MerrifieldとHunter Dozierの2人は常時ラインナップに名を連ねそうですが、それぞれセカンド、ファーストを守る日もありそうです。他の選手は年齢的にもTaylorと近い選手がひしめき合っている状態。この後、レギュラー確約の大物FAと契約する気配もありません。

頑張り次第で出場機会を増やすことはできるはず。期待してフォローしていきたいと思います。

Chip Haleがタイガースの3塁コーチに就任

10月に退団していたChip Hale元コーチがタイガースの三塁ベースコーチに就任しました。

良かったなとは思いますが、タイガースの監督は例のサイン盗み事件でアストロズを追われたAJ Hinch。ほぼ時を同じくしてAlex Coraはレッドソックスの監督にそのまま復帰。それなりの大スキャンダルだったはずが、コロナウイルスの影響ですっかり影が薄くなり、2人が復帰しているのを見ると、それでいいのかと言いたくなります。