Tuesday, May 23, 2023

Anibal Sanchezが引退

5月16日、2019年メンバーの1人、Anibal Sanchezが引退を表明しました。

ベネズエラ出身で2006年にマーリンズでメジャーデビューしてから17年(16シーズン)。4チームで通算364試合(341先発)に登板し、116勝、1774奪三振。見事なキャリアだったと言えるでしょう。

ナショナルズに加入した2019年シーズン。レギュラーシーズンではローテーションを守って30先発で11勝。ポストシーズンでも各シリーズ1試合ずつ先発。ビッグ3(Scherzer, Strasburg, Corbin)の陰に隠れる形にはなりましたが、安定した投球でチームに貢献。何より忘れられないのは、カージナルスとのNLCS第1戦での8回2死までノーヒッターの快投。シリーズ4連勝の流れを作ったという意味で極めて大きな貢献でした。

39歳までお疲れさまでした。

Saturday, May 20, 2023

2023年開幕(からしばらく)時点

更新をさぼっているうちに早いもので2023年シーズンも開幕から1/4ほどが経過しました(ナショナルズの成績には言及しません笑)。守備シフトの制限、ベースのサイズの拡大、牽制球の制限といったルール変更が実施された今シーズンのMLB。盗塁数の増加など様々な影響が出ていますが、特にピッチクロックの導入により試合時間が平均して30分も短縮されたことはライトな野球ファンに良いことと評価したいと思います。

さて、2023年開幕(からしばらくの)時点における2019年メンバーの状況をまとめておきます。

【MLB: Nationals】
Patrick Corbin 2年連続開幕投手。昨季とは異なり、試合は作っている。
Victor Robles 開幕戦からまずまずの結果を残していただ背中の故障でIL入り。
Tanner Rainey TJ手術でリハビリ中。
Stephen Strasburg リハビリ中。復帰の見通しなし。

【MLB:他球団】 
Juan Soto(SD) 開幕から大スランプで心配したが、5月に入って復調。
Max Scherzer (NYM) ローテの柱。ただし、滑止め不正により10試合の出場停止。
Trea Turner (PHI) WBCでの活躍の後、開幕後もまずまず。 
Anthony Rendon (LAA) 主軸を任され、打率3割を打ちながら、IL入り。
Michael Taylor (MIN) センターのレギュラーとして貢献。
Yan Gomes (CHC) 2年契約の2年目。控え捕手。
Daniel Hudson (LAD) 故障でリハビリ中。
Wander Suero(LAD) 開幕はAAAも、5月に入ってメジャー昇格。

【マイナー球団】
Matt Adams ナショナルズ参加のAAA(Rochester)で奮闘中。
Sean Doolittle ナショナルズ傘下でリハビリ中。
Joe Ross ジャイアンツ傘下でリハビリ中。

【所属先未定】
Anibal Sanchez 
Fernando Rodney 
Asdrubal Cabrera
Javy Guerra

【引退済み】
Ryan Zimmerman
Howier Kendrick 
Brian Dozier 
Adam Eaton
Kurt Suzuki 
Gerardo Parra 

【MLBコーチ:Nationals】
Davey Martinez 監督
Tim Boger ベンチコーチ
Henry Blanco 捕手・戦略コーチ
Joe Dillon 打撃コーディネーター(ベンチ外)

【MLBコーチ:他球団】
Kevin Long (PHI) 打撃コーチ
Paul Menhart (KC) マイナーリーグ投手アドバイザー(ベンチ外)

【コーチ陣:その他】
Chip Hale アリゾナ大の監督として3年目のシーズン。
Bob Henley 不明

【フロント】
オーナー一族のTed Lernerがスプリングトレーニングの直前に死去。享年97歳。モントリオールから球団を招致した後、積極的な補強を進めるだけの資金を提供。2019年のWS制覇は彼の人生の1つの集大成だったのではないでしょうか。ご冥福を祈ります。
その影響もあってでしょうか、昨年4月に球団売却を検討しているとの報道が出て以来何ら進展なく、当面はLerner家がオーナーのまま行くようです。
Mike Rizzo GMは留任です。