Tuesday, May 31, 2022

試合結果(5/20-29)Juan Sotoが大不振

シーズンの1/4を経過し、相変わらず勝率.333前後を行ったり来たり。ロッキーズとの4連戦で3つ勝ち、約1か月ぶりにシリーズを勝ち越しましたが、全く盛り上がりを感じません。時折、マルチヒットや好投をする選手があっても、持続することもなく、淡々とシーズンが消化されていきます。はっきり言います。つまんないです。

つまらない原因の1つはJuan Sotoの不振。チーム状態が低調でもこの打者の打席だけは見逃せないという選手がいればまだ視聴に耐えるのですが、今のSotoにはそんな魅力もありません。シーズン序盤はチャンスに打てない、だったのが今やどんな場面でも打てません。29日の試合で12日以来のホームラン(しかもレフトへ)が出たので、これが復調の兆しと思いたいところです。

5/20-22 @MIL
0点、1点で2連敗の後、3戦目は4回表だけで6点を奪って大勝。

5/23-25 Dodgers
トレード後初めてワシントンに来たTrea Turnerにもきっちり打たれるなどで連敗した後、3戦目はErick Feddeの6回無失点の好投などで1-0勝利。

5/26-29 Rockies 
初戦でPatrick Corbinがようやくのシーズン初白星(それまで7敗、チームも9戦全敗だった)。1日雨で流れた後のダブルヘッダー第1試合では序盤から打線が機能し、Victor Roblesの6打点などで大勝。第2試合はJoan Adonが6回を自責点0と好投しましたが、見殺し。第4戦は、8回1死2,3塁の大ピンチで出てきたTanner Raineyが1点差を守り切ってセーブを記録する好投。約1か月ぶりのシリーズ勝ち越し。

Sunday, May 29, 2022

オーナーシップ、GM、監督の将来

チームは完全な低迷状態にある2022年のナショナルズですが、開幕以来、選手以外のところでチームの将来を左右するニュースが流れてきていますので、まとめて紹介しておきます。

まずは、開幕直後に入ってきたLerner一族が球団保有権を手放す道を探っているとの報道(最初に報じたのはワシントンポストのBarry Svrluga)。

16年前に当時MLB所有となっていたナショナルズのオーナーとなってからはMLBオーナーの中でも随一と言われてた資金力で積極的な補強をサポートしてきましたが、初代オーナーで球団経営に熱心だったTed Lernerは既に96歳。その子Markや他の経営陣に熱意がない(特に2019年にWS制覇したことで十分と考えている)とか、コロナ禍で本業の不動産業がかなりの痛手を受けているとか、今回の報道に際していろいろと分析がなされています。いずれにせよ、報道の直後から特に火消しの発言もなされておらず、球団の保有権が数年のうちに売却されることは間違いなさそうです。

続いて、5月に入って、Mike Rizzo球団社長とDavey Martinez監督とが球団と結んでいる契約(両者とも2020年の秋に契約延長)では、いずれも来季契約はオプションとなっており、その判断はオールスターまでになされる必要があると報じられました(おそらく最初はワシントンポストのJesse DoughertyとChelsea Janesの記事)。なお、オプションが行使された場合のMartinez監督の2023年の年俸が350万ドルであることも併せて明らかにされています。

これまでの実績、現在のチーム状況、将来の見通し、それに上記のオーナーシップの行方と、様々な要素が絡み合ってくるので、今後の展開は予想も尽きません。ただ、選手が落ち着かないのは間違いなく、チームのパフォーマンスにいい影響がないことは間違いないと言えるでしょう。どういう結末になるにせよ、早く決着するに越したことはありません。

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以下は個人的希望。

オーナーシップは変更でいいです。2019年のWS制覇を成し遂げたことは1つの到達点であり、資産価値が上がったところで売却というのはビジネスである以上仕方ないかな。本業が苦境であるというのが本当なら球団の補強に回せる資金は限られることになりますので、チームの弱体化は避けられません。それよりも熱意のあるオーナーが資金を投入してくれたほうがファンとしては楽しみが増えます。

GM/球団社長はMike Rizzoの続投を希望します。今や珍しくなったスカウト上がりの古いタイプのGMで、ドラフトで指名した選手が育てられないといった批判もありますが、トレードの腕は素晴らしいと思います。2009年からこれまで数え切れないほどの見事なトレードを見せてくれました。In Rizzo We Believe。

監督については、交代でお願いします。2019年のWS制覇があったからまだなんとか我慢もしてきましたが、本当にひどい監督だと思います。選手起用については全く支持できません。特にブルペン投手は何人つぶされたことか。野手だって、Victor Robles、Carter Kieboomあたりは違う監督ならもっと大きく育っていた可能性も十分あったのではないかと思うくらい。何より、成績です。監督としての5シーズン(5/28まで)の通算勝率は.476。勝ち越しは2シーズンのみで、ポストシーズン進出は2019年の1回だけ。地区優勝は0。勝てない監督なのです。オールスタ―前と言わず、今すぐ解任してもらってもいいくらいです。

ロースターの動き(2022年5月)

5月のロースターの動きのまとめです。

5/2 Sam ClayとFrancisco Perezをオプション
5/3 Dee Strange GordonがILから復帰, Lucius Foxをオプション
5/4 Cory Abbottをウェイバー獲得, Sean Doolittleを60日ILへ
5/10 Carl Edwards Jr.が昇格, Andres Machadoをオプション
5/29 Aaron SanchezをDFA, Andres Machadoが昇格
5/31 Austin VothをDFA, Andres Machadoをオプション, Francisco PerezとJordan Weemsが昇格

● Sam ClayとFrancisco Perezをオプション
開幕から続いていたロースター枠の拡大が終了し、通常の26人ロースターになるため、ブルペンのSam ClayFrancisco Perezをマイナーにオプション。ブルペン左腕は足りないのですが、2人ともベンチの信頼を得られるだけの投球はできませんでした。

● Dee Strange GordonがILから復帰, Lucius Foxをオプション
新型コロナに感染してIL入りしていたDee Strange Gordonが復帰。症状も出て、しばらく休んでいたようですが、マイナーでのリハビリ出場も終えての復帰です。

ルーキーのLucius Foxがオプションされました。スプリングトレーニングではよく打っていましたが、開幕後は出場機会が与えられても結果が出ず、メジャーデビューから10試合目となる5月1日、21打席目でようやくメジャー初安打を記録。ベンチでは大いに祝福を受けていましたが翌日の降格。次のチャンスがあるかどうかは微妙なところ。

● Cory Abbottをウェイバー獲得, Sean Doolittleを60日ILへ
ジャイアンツからウェイバーにかけられていたCory Abbott投手を獲得。2017年ドラフト2巡目でカブスの入団の26歳。先発右腕として育成され、昨季メジャーデビューしましたが、昨季はメジャーでもAAAでも結果を残せず、先日ジャイアンツに金銭トレードされ、さらに今回ウェイバーにかけらえていました。チーム状態によっては先発機会があるかもしれません。

40人ロースターを空けるためにSean Doolittleが60日ILに移されました。Doolittleは左ひじの痛みで戦列を外れていますが、手術ではなく注射とリハビリを選択したとの情報がありましたが、あまり状況は良くないようで、残念です。

● Carl Edwards Jr.が昇格, Andres Machadoをオプション
ブルペン右腕の2人を入れ替えました。ベテラン30歳のCarl Edwards Jr.が昇格。AAAで13試合に登板して3安打1失点と成績を残し、昇格。これにともない若いAndres Machadoが降格となりました。Machadoは4月に10試合に登板し、2.48/1.18がと申し分ない成績でしたが、5月に入ってからは登板機会がなく、故障を疑っていた矢先でしたが、どうもそういうことではないようです。(Edwardsのメジャーでの初登板は、3安打3失点で逆転され、負け投手となりました。)

● Aaron SanchezをDFA, Andres Machadoが昇格
27日の試合が雨で流れたため、29日にダブルヘッダー用の追加要員としてAndres Machadoが再昇格。その29日の試合で先発したAaron Sanchezを試合後にDFAしました。Sanchezはここまで7試合に先発し、白星こそ3つ稼ぎましたが、8.33/1.76と精彩を欠いていました。中4日で回ってくる次の先発日には同じく29日に投げたJoan AdonかSanchezのどちらかしか投げられず、2人を比べればAdonのほうを優先するのは自然な流れ。実績がありながらまだ29歳ということで密かな期待をしていましたSanchezでしたが、残念でした。

● Austin VothをDFA, Andres Machadoをオプション, Francisco PerezとJordan Weemsが昇格
Austin Vothが遂にDFAとなりました。生え抜きの期待の星(2013年ドラフト5巡目)でしたが、先発としては大成できず。ブルペンに回って時々素晴らしいピッチングをすることもありましたが、開花することはありませんでした。今季も19試合という多くの登板機会を与えられましたが、出れば打たれるという感じで防御率10.13、WHIPは2.143という惨憺たる成績でした。5シーズンの通算成績は92試合、181回2/3を投げて5.70/1.45。まもなく30歳。残念ですが潮時という感じです。

また、先日昇格してきて2試合連続で打ち込まれたMachadoが再びマイナー行き。代わって、Francisco PerezJordan Weemsが昇格。Perezは今季2度目の昇格。Weemsは29歳のブルペン右腕。2020年、21年にアスレティックスとDバックスで計16試合の経験はありますが、今季はマイナー契約でナショナルズのスプリングトレーニングに参加。開幕後は傘下のAAAで好投を続け、今回の昇格につなげました。


Thursday, May 19, 2022

試合結果(5/10-18).333をキープ(打率ではなく勝率)

地区首位を走るメッツと10連勝でやってきたアストロズとのホームでの6戦。まあ実力が出た感じでいずれも1勝2敗で終えました。マイアミに移動してのマーリンズ3連戦もやはり1勝2敗。ということで、10勝20敗から13勝26敗へときっちり勝率.333をキープし続けています。打率ならいいのですが、勝率.333。打つのも、走るのも、投げるのも、守るのも、全部だめ。

5/10-12 Mets
初戦はPatrick Corbinが5回無失点のまさかの好投を見せましたが、ブルペンが逆転を許して敗戦。2戦目は1回表にAaron Sanchezが3失点しましたが、その裏に早くも逆転してそのままリードを守っての不思議な勝利。3戦目はまあ実力通りという感じで負けて、結局1勝2敗。

5/13-15 Astros 
初戦はJosiah Grayが1回表にいきなり5失点。救いはGrayが完全に立ち直り、6回まで投げ切れたことでしたが、負けは負け。2戦目は打線が13得点と爆発して勝利。第3戦はJustin Verlander以下の投手陣に完封負けで、やっぱり1勝2敗。

5/16-18@MIA 
2戦続けて打てず、守れずの惨敗。3戦目はなんとか勝ちましたが、延長10回までもつれ込んでのぎりぎりの勝利。

Monday, May 9, 2022

試合結果(4/29-5/8)先発陣の好投は収穫

8連敗という最悪のチーム状態で出発した遠征。初戦に勝って連敗をストップしましたが、翌日の試合を落とし、4月は7勝16敗で終了。地区最下位はもちろん、30球団でも29番目の勝率。

その後も、勝ったり負けたりで今回のロード9連戦のうち8戦を終えて4勝。最後のエンゼルス戦も9回2死までリードしながら、ここまで防御率0だったTanner Raineyが大谷翔平に同点二塁打を打たれ、続くAnthony Rendonにサヨナラ打を打たれて、結局負け越し。30試合を終えて、ちょうど10勝20敗。

将来に向けての収穫という意味では、Josiah Grayを筆頭に先発陣がかなりの好投をしていることですね。

4/29-5/1 @SF
初戦をJosh Bell, Maikel Franco, Victor Roblesの各4安打など計22安打で14点を取って大勝。2戦目は落としたものの、3戦目は6回被安打1のJosiah GrayをYadiel Hernandezの5打点などでしっかり援護。

5/3-5 @COL
初戦をErick Feddeの7回1失点の好投を10得点でサポートして勝ったものの、2戦目はショートAlcides Escobarのエラーからの失点でPatrick Corbinが完投負け、3戦目にもEscobarのエラーからの失点があり、乱打戦を落としました。

5/6-8 @LAA
大谷翔平のエンゼルスとのシリーズということで日本でも見た方も多かったかもしれません。Joan Adon、Josiah Gray, Erick Feddeの3人はいずれも素晴らしい投球内容でした。が、勝ったのは2戦目だけで、3戦目は上記の通り、9回2死からの逆転サヨナラ負け。