Sunday, February 21, 2021

Brian Dozierが引退表明

 スプリングトレーニングが始まりました。ナショナルズのキャンプ地からも、Max Scherzerが足首を捻って少し出遅れているとか、Stephen Strasburgがリハビリモードではなくしっかり投球練習をしているとか、Victor Roblesがかなり体を絞ってきたとか様々なニュースが入ってきていています。

そのキャンプの始まる直前、2月18日にBrian Dozierが引退を発表しました。2019年のワールドシリーズ制覇時のメンバーでは、12月のHowie Kendrickに続く2人目の現役引退。

デビューから2017年まで在籍したツインズでは強打の二塁手として活躍し、オールスター選出1度、3シーズンでリーグMVP投票で得票しましたが、30歳を過ぎてからの成績低下は顕著で2019年のナショナルズでもシーズンが進むに連れて出場機会を減らしていきました。昨シーズンはメッツでの16打席でシングル安打2本と1四球だけ。まだ33歳なので復活の可能性もあったと思いますが、マイナー契約でさえオファーがなかったということでしょうか。

上述のように2019年シーズンのナショナルズでもあまり活躍はできず、ポストシーズンでは計7打席で出塁は四球での1度のみという結果しか残せませんでしたが、陽気な性格でラテン系の選手たちとともにムードメーカーとして盛り上げてくれたことが印象に残っています。お疲れ様でした。


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ちなみに、現時点で引退表明しておらず、所属先が決まっていないのは、Anibal Sanchez、Matt Adams、Fernando Rodneyの3選手。Sanchezは1月にスカウトを集めて投球練習を公開していましたし、まだまだできるはず。昨シーズンはメジャーでの登板がなかったRodneyですが、43歳となったこの冬もドミニカ冬季リーグで8試合8イニングを投げ、被安打2、失点1としっかり結果を残しています。

Friday, February 12, 2021

Asdrubal CabreraがDバックスと1年契約

どうやら予定通り始まりそうなスプリングトレーニングまで約1週間。残るFA選手たちも続々と所属先が決まって行く中、ナショナルズからFAとなっていたAsdrubal CabreraもDバックスに所属することが決まりました。1年175万ドル+インセンティブのメジャー契約。厳冬のオフなのでもしかしたらマイナー契約か、あるいは35歳という年齢からしてこのまま引退かと心配していましたので、まずはメジャー契約を得られてよかったです。

DバックスのセカンドのレギュラーはKetel Marteと目されますが、Marteは他のポジションでも一流の守備力を持つ素晴らしい選手。サードやファーストは流動的だったりしますので、チーム状況によってはCabreraも活躍の機会を得るもの思われます。頑張ってください。

Sunday, February 7, 2021

Sean Doolittleがレッズと1年契約

Sean Doolittleがレッズと1年150万ドルで契約しました。オフが始まった当初はナショナルズが再契約する可能性もあるかなと思っていましたが、Brad Handと契約したことでその目は無くなりましたので、どこかといい契約を得られることを願っていました。150万ドルという金額は随分と評価が低いように思いますが、昨シーズンの惨憺たる結果にコロナ禍もあっては仕方ないんでしょうね。

2017年の夏にアスレティックスからのトレードで加入し、そこから2019年の途中までは大車輪の活躍でした。左腕からの直球一本の投球スタイルもあって、マウンドではいつも躍動感に満ち溢れ、ファンを魅了してくれました。2019年の途中で足を痛めてからは調子を落としましたが、ポストシーズンでは復活。ワールドシリーズでの3試合を含めて9試合、計10回1/3を投げて2失点と貢献してくれました。昨シーズンは大不振でしたが、この数年の勤続疲労がきたものと思いますのでどんなに打たれても責める気はなりませんでした(特に2018年、2019年の前半は他に頼れるブルペン投手がいない状態でしたから、Dave Martinez監督を責める気にもなりません。)。

レッズでどういう役割を担うことになるかは分かりませんが、元気に投げてくれることを願います。

Saturday, February 6, 2021

Gerardo Parraとマイナー契約

2019年のナショナルズの快進撃の立役者Gerardo Parraとマイナー契約を結びました。

ベイビーシャーク旋風を巻き起こした2019年の印象的な活躍の後、昨シーズンはNPBの読売ジャイアンツと契約。6月にずれ込んだ開幕戦で初安打、2戦目で初本塁打を記録するなど活躍を予感させましたが、結果的にはそこがピーク。次第に出場機会を減らし、8月に右ひざを痛めて登録抹消。9月に復帰したものの、再び離脱・帰国してしまい、ポストシーズンには貢献できず。残った記録は、47試合の出場で.267/.305/.384、4本塁打と、最低限の仕事はしたという感じの成績。個人的には、東京ドームでの応援が実現できなかったのが残念でした。

ベンチ入りが確約される立場ではなく、かなり厳しい競争を生き残る必要がありますが、もしナショナルズパークに戻ってくることがあれば、大いに盛り上がることでしょう(観客が入ることができればですが)。