Saturday, February 11, 2023

まもなくSTなのでオフの異動をまとめて

皆さんお元気でしょうか。ごぶさたしています。

2022年のポストシーズンが始ったというのが最後の記事で、実に4か月も空白期間を置いてしまいました。スプリングトレーニングまであと1週間を切って私の中での野球熱が上がってきましたので、この辺りでこの間の動きについて、2019年のメンバーを中心に記事を書いておこうという気になりました。

2022年のWSはアストロズがフィリーズを降し、元ナショナルズ監督のDusty Bakerが監督としての悲願の初優勝。はっきり言って現監督よりはるかに良い監督だと思っているので、心から良かったと思います。これで殿堂入りも確実かな。おめでとうございます。

さて、そこからオフが始まり、当然ながら多くの異動がありました。

WSが終わって3日後に、契約満了となった選手がFAとなりました。2019年のメンバーでナショナルズからFAとなったのはJoe Ross, Anibal Sanchez, Sean Doolittleの3選手。このうち、Sean Doolittleはすぐにマイナー契約での再契約。7月に左ひじの内視鏡手術を受けてリハビリ中で開幕には間に合いませんが、どこかのタイミングで復帰してくれることを期待しましょう。

TJ手術からのリハビリ中のJoe Rossは1月末にジャイアンツとマイナー契約。ナショナルズではないものの所属が決まって良かったです。

Anibal Sanchezは現時点で所属なし。

2019年メンバーでこのオフに最も大きな契約を得たのがTrea Turner。ドジャーズからFAとなり、フィリーズと11年3億ドルという超大型契約を結びました。契約金額もさることながら、よりによってフィリーズとは。Bryce Harper, Kyle Schwarber(+Kevin Long打撃コーチ)とともに同地区のライバルのユニフォームを着ているのを見るのはつらいですね(しかも今後11年…)。

Daniel HudsonもFAだったはずなのにリストに名前がないなと思って調べてみたら、昨年9月にドジャーズと契約延長(1年650万ドル)していました。昨季加入したドジャーズで開幕から好投していましたが、6月に打球処理で脚を故障して手術となってしまいシーズン終了。そんな状況でドジャーズと再契約。シーズン後半に戻ればオッケーなのでしょう。

昨季はエンゼルス傘下のAAAで過ごしてFAとなっていたWander Sueroは、ドジャーズとマイナー契約。

昨季は独立リーグでプレーしていたMatt Adamsが、こちらはナショナルズとマイナー契約。34歳、どれだけ力が残っているか分かりませんが、2019年メンバーが戻ってくるのは歓迎です。

FA選手関係は以上ですが、トレードでの異動もありました。ロイヤルズとの2年契約の1年目が終わったところだったMichael A. Taylorがツインズへ。対価はマイナー選手2人。再建中のロイヤルズから、勝ちに行っているツインズへと望まれての移籍になります。相変わらずあまり打てませんが、31歳となってもセンター守備への評価は極めて高いようです。いつまでも応援したい選手です。

Adam Eatonはどうしたかなと調べてみたら、昨年5月のインタビューで事実上の引退を表明していました。お疲れさま。

一方、MLBの所属先が決まっていないFernando Rodney、Asdrubal Cabreraの2人は、中南米の冬季リーグでまだプレーしていますので引退したわけではありません。45歳となったFernando Rodneyはこの冬もドミニカ共和国で投げ、20試合で防御率1.35。まだまだ主力です。Asdrubal Cabreraも故郷ベネズエラで20試合に出場してOPS.939。

また、Javy Guerraも昨季はメキシコリーグで投げており、引退宣言はしていません。

コーチ陣の話題も。2019年の投手コーチだったPaul Menhartが、ピッチング・アドバイザーという役職でロイヤルズに雇われました。ベンチ入りするわけではないようです。独立リーグ(2021年)、台湾(2022年)と過ごし、MLBに復帰です。

他の元コーチ陣は昨季と同じ仕事をするようです。

最後に球団売却の話が出ているフロントについて。一時は時間の問題と言われていましたが一向に進展する様子はなく、どうやらLerner家がオーナーのままMike Rizzo球団社長・GMの体制で今季は行くようです。

これで一応フォローできたかな。
忘れていることにお気付きの場合は、ご指摘いただければ幸いです。