Wednesday, June 30, 2021

ロースターの動き(2021年6月)

6/2 Stephen StrasburgがIL入り
6/8 Austin VothがIL入り
6/12 Daniel Hudson がIL入り, Erick Feddeが復帰, Jefry Rodriguezが昇格など
6/15 Max ScherzerがIL入り, Justin Millerが昇格
6/16 Starlin Castroが家族の事情で離脱, Luis Garciaが再昇格
6/18 Starlin CastroとAustin Vothが復帰, Andrew StevensonがIL入り
6/20 Gerardo Parraが今季初昇格, Luis Garciaをオプション
6/22 Max Scherzerが復帰, Kyle FinneganがIL入り
6/27 Erick FeddeがIL入り, Andres Machadoが再昇格
6/30 Tanner RaineyがIL入り, Kyle Lobsteinが昇格


● Stephen StrasburgがIL入り, Kyle McGowinが昇格
1日の試合の2回途中で降板したStephen StrasburgがIL入り。一応首の負傷ということになっていますが、以前から違和感のある右肩から背中にかけての部分。MRIの結果では構造的な損傷は見られないそうです。復帰したとはいえ3度の登板はいずれも全く不本意なものでした。無理しないでまずはしっかり休んで、体を作って、正しい(一塁側に流れない)フォームで投げられるようになって、マイナーでリハビリ登板をしっかり積み上げて、それからの復帰でいいと思います。ポストシーズンに間に合えばいいというつもりで。そのためにも他の選手たちが頑張ってポストシーズンに進出しましょう。

● Austin VothがIL入り, Ryne Harperが昇格
6日の試合で顔面に死球を受け、鼻を骨折したAustin VothがIL入り。当面安静ということで復帰時期は未定となります。19試合で29回2/3を投げて2.73/1.08、29奪三振と、ブルペン投手として芽が出かけていた矢先に残念過ぎますが、腕の故障ではないので休養十分での復帰に期待しましょう。

ロースター枠にはRyne Harperが4月以来の復帰。AAAで11試合に投げて防御率2.81と結果を残しての昇格。疲れが見え始めているブルペンの補強として期待できそうです。

● Daniel Hudson がIL入り, Erick Feddeが復帰, Jefry RodriguezとAndres Machadoが昇格, Yadiel Hernandezをオプション
12日のダブルヘッダーを前にいろいろとロースターに動きがありました。まず、この日の先発としてErick FeddeJefry Rodriguezがロースターに加わりました。Feddeはコロナウイルス陽性となってロースターを外れてから約1か月かかっての復帰。ワクチン接種もしており、この間何の症状もなかったにもかかわらず、マイナーでの調整登板が雨で流れたりしてこんなにかかったことは不運としか言いようがありません。離脱前に見せたピッチングを維持できるかどうか注目です。Jefry Rodriguezはかつてのプロスペクト。2018年オフにYan Gomesとのトレードでインディアンスへ移籍したものの結果は残せないまま昨オフFAとなり、マイナー契約で出戻っていました。まだ27歳なのでもしかしたら、という可能性は残されています。

一方、メインセットアッパーとして活躍してきたDaniel HudsonがIL入り。右ひじの炎症。あれだけ酷使されたら疲労が蓄積してパフォーマンスが落ちるのは当然。故障しても何の不思議もありません。とにかく軽症であることを願うばかりです。

もう1枠はYadiel Hernandezをオプション。故障者が戻って代打専門になり、5月29日を最後に8打席ヒットが出ていませんが、よく頑張ってきたと思います。Hernandezのパフォーマンスがどうというよりも酷使され過ぎのブルペンの枚数を確保するために外れたという印象。次の機会がいつかはわかりませんが、AAAで出場機会を得て調子を上げておいてくれるといいですね。

ダブルヘッダー要員としてAAAで好投していた28歳のブルペン右腕のAndres Machadoが呼ばれましたが、登板機会がないまま降格となっています。

● Max ScherzerがIL入り, Justin Millerが昇格
11日の試合の投球中に股関節を痛めて降板したMax Scherzer。大したことはないと言っていましたが、14日のブルペンセッションでも異常を感じたため16日の次回登板を回避することとなり、IL入りとなりました。チームには帯同しているので最短で戻ってくると期待されていますが、わかりません。

ブルペンの補強にJustin Millerが呼ばれました。2018年から19年の前半にも在籍してた34歳のベテラン。昨季はプレーすることなくオフにナショナルズとマイナー契約。AAAで13試合に登板して自責点1、5セーブと結果を残しての今回の昇格。立派です。

40人枠を空けるためRogelio ArmenterosをDFA。オフにウェイバーで獲得し、先発のデプスと期待されながらAAAでかなり打たれていました。

● Starlin Castroが家族の事情で離脱, Luis Garciaが再昇格
Starlin Castroが家族の事情でチームを離れました。詳細な理由や復帰時期などは不明ですが、Dave Martinez監督が家族を大事にした方がいいと説得して送り出したようですから、不祥事という感じではなさそうです。開幕からサードのレギュラーとして起用されながら.239/.287.312とキャリア最低の数字となっていたことは擁護のしようもありませんが、ともかくも不幸な人がいないことを願います。

戦力的には代わって常時出場するであろうLuis Garciaに期待がかかります。AAAでしっかり結果を残しての昇格なので期待していいのではないでしょうか。

● Starlin CastroとAustin Vothが復帰, Andrew StevensonがIL入り, Ryne Harperをオプション
Starlin Castroが1試合だけで復帰。事情は詮索しません。顔面に死球を受けてIL入りしていたAustin Vothも復帰。鼻を骨折しても10日で復帰できるものなんですね。驚きました。2人とも意外と短期間での復帰となったことは良かったと思います。

ロースタースポットを空けるためにRyne HarperをAAAにオプション。今回の昇格では3試合の計4イニングで許した走者は四球の1人のみというほぼ完璧なピッチングでしたが、Justin MillerやJefry Rodriguezはオプションが残っていないことで割りを食いました。まあ仕方ない。

Andrew Stevensonが脇腹を痛めてIL入り。センターの控えがJosh Harrisonしかいない事態。Victor Roblesが怪我しないことを祈るばかりです。

● Gerardo Parraが今季初昇格, Luis Garciaをオプション
Gerardo Parraが帰ってきました(別記事も参照)。控え外野手としては開幕からYadiel Hernandezが頑張っていましたが、Hernandezはセンターが守れません。Andrew Stevensonの離脱が長引きそうだということで、Parraのセンター守備も決して高いレベルではないもののさすがにHarrisonよりはましだろうという判断かと思います。

26人ロースターを空けるためにLuis GarciaをAAAにオプション。Starlin Castroの離脱が短く済み、出場機会を与えられそうにありませんから、AAAで常時出場させる方が育成の観点からはいいでしょう。

また、40人ロースターからはBen Braymerを外しました。2016年ドラフト入団の28歳で昨年8月にメジャーデビューし、9月にスポットスタートの機会を与えられて1勝を記録。トッププロスペクトではないし、今シーズンはAAAでも結果を出せていませんでしたが、これ以上先発投手に故障者が出れば次は彼だろうと見ていたので少し驚きました。

● Max Scherzerが復帰, Kyle FinneganがIL入り
22日のフィリーズ戦を前にMax Scherzerが復帰。ほぼ最短での復帰となり、ホッとしました。

代わってというわけではありませんが、Kyle Finneganが左ハムストリングの故障でIL入り。20日の登板の最後の1球を投げた際に痛めたそうです。ここまでチーム最多の33試合に投げて防御率3.86。最近ではリードした場面を任されることが多くなっていただけにチームとしても痛い離脱。幸いにも腕ではなく脚なので、しっかり直せば大丈夫。

● Erick FeddeがIL入り, Andres Machadoが再昇格
せっかくローテーション投手に定着したと思ったら、先日のコロナウイルス関連に続き、今度は左脇腹を痛めたとかでErick FeddeがIL入り。前回登板時(打ち込まれましたが)にはなんともなかったが、翌朝起きたら痛かったそうです。

代わって昇格したのはブルペン投手のAndres Machado。前回昇格時は登板機会がありませんでしたが、今回はどうでしょうか。ですが、問題はローテーション。Stephen Strasburgの復帰はまだ先のようですし、どうするんでしょうか。外から補強?

● Tanner RaineyがIL入り, Justin MillerをDFA, Ryne HarperとKyle Lobsteinが昇格
ブルペンにまたも離脱者。今度はTanner Raineyが右足の故障のためIL入りとなりました。セットアッパーとして結果を残しつつあったのに残念です。枠を埋めるべく上がってきたのはKyle Lobstein。メジャーで投げるのは2016年以来という31歳の右腕。クローザーのBrad Handが元気でいてくれることがせめてもの救いですが、不安だらけのブルペンとなってしまいました。

Justin MillerをDFAして、Ryne Harperを再招集。Millerは出れば打たれる状態だったので仕方ないですね。

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