Saturday, May 1, 2021

ロースターの動き(2021年4月)

4/9 Brad Hand, Yan Gomes, Alex Avila, Jordy Mercerが復帰 
4/10 Patrick Corbinが復帰
4/12 Josh Bell, Kyle Schwarber, Josh Harrisonが復帰
4/16 Luis AvilanがIL入り, Kyle McGowinが昇格
4/18 Stephen Strasburg,とWander SueroがIL入り, Pablo EspinoとRyne Harperが昇格
4/19 Ryne Harperをオプション, Steven Fuentesが昇格
4/20 Juan SotoがIL入り, Yadiel Hernandezが再昇格
4/30 Jon Lesterが復帰, Steven Fuentesをオプション


● Brad Hand, Yan Gomes, Alex Avila, Jordy Mercerがコロナウイルス関連ILから復帰, Ryne Harper, Tres Barrera, Carter Kieboom, Cody Wilsonがマイナー行き
コロナウイルス関連でチームを離脱していたBrad Hand, Yan Gomes, Alex Avila, Jordy Mercerの4選手がロサンゼルスでのドジャーズ戦(開幕4戦目)を前に復帰しました。練習からは離れていたものの体調的には万全とのことです。また、Patrick Corbinもロサンゼルス入りしており、4月10日の試合前には正式に復帰すると見られています。残るは5人。

ロースターから外れたのはRyne Harper, Tres Barrera, Carter Kieboom, Corey Wilsonの4人。Harperは出場機会を得られませんでしたが、Barreraはダブルヘッダーの1試合をフル出場。Stephen Strasburgの好投を受けたのはいい経験となったことでしょう。KieboomとWilsonの2人も、代打出場に止まりましたが、これを糧にシーズン中の再昇格を目指して頑張ってくれることを期待します。

外れなかった選手で注目されるのは、Jonathan LucroySam Clayの2人。捕手3人、しかもベテラン3人の体制というのはあまり見たことがありませんが、Lucroyが開幕戦での2点タイムリーツーベースなどしっかり目立つプレーをしていて外すに外せない状況を作ったということ。Clayもメジャーデビュー戦で1回を2三振を含む無失点に抑えた内容が評価されたと思われます。2人とも立派です。

● Patrick Corbinがコロナウイルス関連ILから復帰, Kyle McGowinがマイナー行き
10日の先発投手としてPatrick Corbinが復帰。残るはJon Lester, Josh Bell, Kyle Schwarber, Josh Harrisonの4人。正式に確認されることはないでしょうが、この4人が陽性だったということでしょうね。

Kyle McGowinがロースターから外れましたが、2試合で2回1/3を投げて許した走者は四球の1人だけで無失点。スライダーを効果的に使って好投し、十分戦力になれることを示した2試合でした。

そして9日の試合でも好投したSam Clayが引き続き残りました。10日の試合では1回2/3で3失点という記録が残りましたが、ヒットの打球も決して痛打されたわけではなかったので評価を下げる登板ではなかったと思います。

● Josh Bell, Kyle Schwarber, Josh Harrisonが復帰, Jonathan LucroyをDFA, Luis GarciaとYadiel Hernandezがマイナー行き
12日のカージナルス戦を前にJosh Bell, Kyle Schwarber, Josh Harrisonの3人が復帰。残すはJon Lesterですが、コロナウイルスはともかく、そもそもスプリングトレーニングで遅れていたこともあり、もう少し調整してから復帰してくるようです。

枠を空けるためにここでJonathan LucroyをDFA。開幕からの6試合中4試合で先発マクスをかぶり14打数5安打と頑張ってくれましたが、ここでお役御免。マイナー行きとなったLuis GarciaYadiel Hernandezもそうですが、契約関係を考えれば仕方ないとはいえここで外すのはもったいない感じがします。

ともかくもこれで野手陣は開幕前に想定していたメンバーが揃いました。得点力不足の言い訳はもう通じません。

● Luis AvilanがIL入り, Kyle McGowinが昇格
Luis AvilanがIL入り。ヒジの痛みによるものとのことですが、前日の試合で先発のPatrick Corbinが2回で降板してしまったために酷使されたブルペンにフレッシュアームを加える必要があるという理由もありそうです。
→4/17 追記: 左ヒジ、TJ手術が必要かもしれない重傷と判明。敗戦処理で38球、中1日でまたも敗戦処理で39球(2イニング)を投げさせた起用法はどうかという感じがしましたが、案の定。

加わったのはKyle McGowin。昨年以来の投球内容を見ると、勝ちゲームでも十分使えるリリーバー。今回好投するようならこのまま定着するんじゃないかと思います。

● Stephen Strasburg,とWander SueroがIL入り, Pablo EspinoとRyne Harperが昇格
Stephen Strasburgについては別記事参照。17日の試合で左脇を痛めて途中降板したWander Sueroについてもこちらをご覧ください。繰り返しますが、Davey Maritnez監督の投手陣のマネジメント能力は本当に低い。

急遽18日の先発を務めたのはPaulo Espino。パナマ出身の34歳で通算14試合に登板して防御率5点台という投手。昨季もナショナルズ傘下にいて、消化試合になった9月下旬に2試合に登板(1先発)。オフに FAとなったものの行き先もなく再びマイナー契約を結んでいました。Austin Vothは16日にブルペン投手として投げていたため登板できず、ほかに先発ができる若手もいないということでEspino。改めて層の薄さを感じさせられる動きとなりました。

● Ryne Harperをオプション, Steven Fuentesが昇格
前2試合で計3イニングを投げたRyne Harperをマイナーキャンプにオプションし、Steven Fuentesを昇格させました。先発投手が序盤で崩れる試合が多く、ブルペンに負担がかかる中、フレッシュアームを入れたということだと思います。

Fuentesは昨年10月に40人ロースターに追加されたばかりのドミニカ出身の23歳の若手で、メジャー初昇格。おめでとう。直近の公式登板は2019年にAAで投げ、先発として結果を残していました。今回はまずはブルペンからになるでしょうが、どういうピッチングをするのか注目です。各種プロスペクトランキングで上位に顔を出すような選手ではありませんが、期待して見守りましょう。

● Juan SotoがIL入り, Yadiel Hernandezが再昇格
Juan Sotoについては別記事参照
Hernandezが再昇格。左の代打1番手として貢献してくれることを期待しています。

● Jon Lesterが復帰, Steven Fuentesをオプション
遂にJon Lesterがナショナルズで初出場となりました。スプリングトレーニング中に前立腺の手術を受けて調整が遅れ、なんとか間に合うかという状況で迎えた開幕直前にコロナウイルス関連でIL入り。改めて調整を進めてようやく実戦復帰。約1か月の出遅れですが、これからの貢献に期待しましょう。

ロースターを空けるためにSteven Fuentesがマイナーキャンプにオプションされました。約10日間チームに帯同しましたが、メジャーデビューとなる登板機会はありませんでした。オフが多かったことも含め運がなかったとしか言いようがありません。AAAのローテーションで開幕する模様。次の機会に向けて頑張れ。

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