Monday, May 10, 2021

試合結果(5/7-9 @NYY) Handをめぐる采配への疑問

ヤンキースタジアムでの3連戦。4本塁打で初戦を取り、2試合目もMax Scherzerの快投で9回までリードして迎えましたが、そこからBrad HandをめぐるDavey Martinezらしい謎の采配で2試合続けてサヨナラ負け。うまく進めれば十分勝てた2試合だったのに。

その采配について。

まず2試合目から。1点リードで迎えた9回裏にBrad Handを送り出したことは当然の継投。ただ、この日のHandは制球が定まらず、先頭打者を歩かせた後、2本のシングルで同点とされてしまいます。そして問題は1点を勝ち越した後の10回裏。ブルペンではKyle Finneganが用意していましたが、Handが続投。しかし、送りバントしようとしている打者に対してストライクが入らず、カウント3-1からストライクを置きに行ったところを弾き返され再び同点とされてしまいました(記録上はそうはなりませんが1試合に2度のセーブ失敗)。左打者だったことが要因かもしれませんが、セーブに失敗しながらもなんとか9回裏を同点止まりで終えて一息ついていたであろうHandに続投を命じるなんて信じられない。頭からKyle Finneganを投入すべきでした(私としてはAustin Vothでもいいと思った)。

3試合目はもっと酷く、同点の9回裏のマウンドに前日29球を投げたBrad Handを送る采配には呆れました。案の定、球威もなく制球も定まらず、最初の2人を歩かせて最後は痛打されてサヨナラ負け。アウェイで先攻なんだから、クローザーの起用はリードしてからが定石(もちろん他に信頼できる投手がいなければ別だが)。クローザーとしてのHandへの信頼を示すというならリードしてからの締めくりを任せるべきではなかったのでしょうか。

Martinez監督のコメントは「最も信頼できる投手を使った」というもの。またそれか、という印象。そういう発想での采配がこれまでの好投手の連投による使い潰しにつながってきたというのに。これを聞いたブルペン投手陣の気持ちはどうなんでしょうか。それともこういう采配が投手陣からも歓迎されているのでしょうか?よく分かりません。

こんなことやってる間にじりじりと後退しつつあります(首位から3.5差の最下位)。


5/7 W11-4@NYY (Season 13-15)
Josh Bell, Yan Gomes, Josh Harrison, Juan Sotoの4本塁打で大勝。終盤までは接戦でしたが、ヤンキースの守備の乱れに乗じて勝ち越した直後のHarrisonの3ランで止めを刺しました。Patrick Corbinは3本のソロを浴びましたが、うち2本はライトへのポップフライでヤンキースタジアム以外なら凡打に終わっていた打球で、むしろ好投だったと思います。

5/8 L3-4x(11)@NYY (Season 13-16)
Max Scherzer(3度)とCorey Kluber(2度)のサイヤング賞を複数回受賞している好ベテランの対戦は8回途中14奪三振のScherzerに軍配が上がりました。が、悔やまれるのは3回裏にKyle Higashiokaに打たれたソロ。ナショナルズ打線も抑えられて2点しか奪えなかったため、9回裏の時点でリードはわずか1点だったことで結果的に勝ち切れませんでした。9回裏にBrad Handが上がりましたが同点とされ、延長へ。10回表に犠飛で1点を勝ち越したものの、10回裏に続投を命じられたHandが再び追いつかれ、結局11回にTanner Raineyがやはり四球からピンチを作りサヨナラ負け。

5/9 L2-3x@NYY (Season 13-17)
コントロールがままならないながら6回途中まで2失点のJoe Rossは及第点。2番手のSam Clay、7、8回を無失点のAustin Vothも仕事をしましたが。仕事ができなかったのは打線。6回を除いて毎回走者を出しながら得点はKyle Schwarberの2ランのみ。同点で迎えた9回のマウンドに送られたBrad Handが連続四球から最後ははGiancarlo Stantonに打たれてサヨナラ負け。

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