Friday, July 30, 2021

ロースターの動き(2021年7月)

7/2 Jordy MercerがIL入り, Humberto Arteagaが昇格
7/3 Kyle SchwarberとAlex AvilaがIL入り, Yadiel  HernandezとTres Barreraが昇格
7/3 Alcides Escobarをロイヤルズからトレード獲得, Humberto ArteagaをDFA
7/6 Erick FeddeとKyle Finneganが復帰, Ryne HarperとKyle Lobsteinをオプション
7/7 Daniel Hudsonが復帰, Andres Machadoをオプション
7/8 Joe RossがIL入り, Ryne Harperが昇格
7/10 Yan GomesがIL入り, Jakson Reetzがメジャー初昇格
7/11 Kyle McGowinがIL入り, Andres Machadoが昇格
7/16 Rene Riveraと契約, Jakson Reetzをオプション
7/16 Starlin Castroが家庭内暴力疑いでロースター外へ, Jordy Mercerが復帰
7/19 Andrew Stevensonが復帰, Andres Machadoをオプション
7/24 Jordy MercerがIL入り, Carter Kieboomが開幕直後以来の再昇格
7/26 Joe Rossが復帰, Yadiel Hernandezをオプション
7/29 Trea Turner, Daniel Hudson, Austin Voth, (Alex Avila)が新型コロナウイルス感染でIL入り, Tres Barreraをオプション, Tanner RaineyとYan GomesがILから復帰, Luis GarciaとAndres Machadoが再昇格
7/29 Max Scherzer, Trea Turner, Brad Hand, Daniel Hudson, Kyle Schwarberをトレード放出(別記事を書いている途中です。)
7/30 Yan Gomes, Josh Harrison, Jon Lesterをトレード放出(別記事を書いている途中です。)
7/30 Gabe Klobosits, Yadiel Hernandez, Adrian Sanchezが昇格
7/31 Mason Thompsonが昇格


● Jordy MercerがIL入り, Humberto Arteagaが昇格
6月30日の試合で今季初ホームラン、初打点を記録したJordy Mercerでしたが、その試合で右太ももを痛めてしまい、IL入り。Rochester(AAA)でショートを守っていたHumberto Arteagaを呼びましたが、他に候補がいないため仕方なくという感じです。27歳のベテランジャーニーマン。2019年にロイヤルズでメジャーデビューはしていたとはいえ、メジャー経験はそれだけ。今季の打撃成績は29試合で.227/.267/.309、2本塁打。とてもTurnerの代わりは務まりそうにない選手です。

● Kyle SchwarberとAlex AvilaがIL入り, Yadiel HernandezとTres Barreraが昇格
痛い。痛すぎる離脱です。6月後半のナショナルズの快進撃の立役者Kyle Schwarberが2日の試合で右ハムストリングを痛めてIL入りとなりました。6月のリーグ月間MVPを受賞したとの報が流れたほんの数時間後のこと。好事魔多しとはよく言ったものです。

また、控え捕手のAlex AvilaもIL入り。両足の太ももの痛みということで、1日の試合で他に内野手として守れる選手がいないという以上事態にセカンドとして先発して5イニング(雨天コールド)を守って慣れない動きをしたことはが原因なのは間違いでしょう。

代わってYadiel HernandezTres Barreraの2人が昇格。Schwarberの穴が埋まるとは思っていませんが、頑張ってくれ。

● Alcides Escobarをロイヤルズからトレード獲得, Humberto ArteagaをDFA
さすがにHumberto Arteagaでは役不足ということで、ロイヤルズからAlcides Escobarを金銭トレードで獲得。かつては守備力を高く評価され、長くロイヤルズでレギュラーを務めていましたが、30歳を過ぎた頃から攻守ともに力が落ち、2020年は日本のヤクルトでプレーした後、34歳となった今季はロイヤルズとマイナー契約。開幕後もAAAでプレーしていたところ、今回金銭トレードでのナショナルズへの移籍となりました。

Arteagaは1試合に出場しただけでDFAとはちょっと気の毒ですが、まあRochesterに戻るでしょう。

● Erick FeddeとKyle Finneganが復帰, Ryne HarperとKyle Lobsteinをオプション
Erick FeddeKyle FinneganがILから復帰しました。マイナーでの調整登板なしでのFeddeの復帰は驚きましたが、短く済んだことは良かったです。さて、ローテーションはどうするのでしょうか。ここ数試合はJon LesterよりPaolo Espinoのほうが安定感がありますが、もう少しLesterを我慢して使う余裕があるかどうか。Finneganの復帰は苦しいブルペンには朗報です。

Ryan Harperは結果は悪くありませんが、今年はそういう役回りと思って耐えてくれ。Kyle Lobsteinは3試合でアウトを4つ取る間に3失点ですから、まあ仕方ない(数日後にDFA)。

● Daniel Hudsonが復帰, Andres Machadoをオプション
Daniel Hudsonが復帰し、ようやくブルペンが整ってきました。Andres Machadoは4試合4イニングで1失点。内容も悪くなかったのでまた機会があるかな。

● Joe RossがIL入り, Ryne Harperが昇格
ジャイアンツ戦での先発が予定されていたJoe Rossが、右ヒジに痛みがあるということでIL入り。せっかく先発ローテーションに定着してきているところなので心配。オールスターもあるので焦らずにしっかり治ってから戻ってきてくれればいいです。Joe RossとErick Feddeの先発投手としての独り立ちが今季の収穫になるはずなので、決して無理させずにシーズンを終えてもらいたい。Ryan Harperは(以下略)

● Yan GomesがIL入り, Jackson Reetzがメジャー初昇格
脇腹痛みで Yan GomesがIL入り。今シーズンは打撃でも守備でもチームを牽引する活躍を見せていた正捕手がここでIL入り。しかも、控え捕手のAlex Avilaも既にIL入りしているため、ロースターには2019年の1試合(2イニング)しかマスクを被ったことがなかったTres Barreraと今回メジャー初昇格のJakson Reetzの2人が名前を連ねるという事態に陥りました。

Reetzは2014年ドラフト3巡目の高卒入団ということで大きな期待を集め、当ブログ(第2期)で長くフォローしていましたが、なかなか目が出ないまま25歳となった今回、まさかのチャンスが巡ってきました。打撃の方は依然としてマイナーでも結果は出ていませんが、チャンスはチャンス。頑張ってくれ。

さもなけれさば、シーズンが終わってしまいます。

● Kyle McGowinがIL入り, Andres Machadoが昇格
具体的に故障箇所も明らかにされていないので、ブルペン投手の不足に対応しただけとも思われますが、Kyle McGowinがIL入りし、Andres Machadoが再昇格。

● Rene Riveraと契約, Jakson Reetzをオプション
オールスターを挟んで後半戦を前に、さすがにキャッチャーがルーキー2人だけでは戦えないと考えたのでしょう。メジャーで通算500試合以上の経験がある37歳のベテランRene Riveraと契約しました。とはいえ、成績不振で先週インディアンズを解雇された選手なので期待はしていませんが。

Reetzはわずか2試合という限られた機会ながらメジャー初安打も記録し、きっと自信になったことでしょう。次に姿を見る日を楽しみにしています。

● Starlin Castroが家庭内暴力疑いでロースター外へ, Jordy Mercerが復帰
Starlin Castroが家庭内暴力の疑いでロースター枠外に出されました。まだ疑いの段階ですが、MLBではこの種の案件は厳しく処断されるため、もしかするとこのままシーズン終了かもしれません。開幕から不振の時期が長く続きましたが、6月後半からの約1か月は打率4割を超える好調が続いていて主軸を打っていただけに、かなりの戦力ダウン。サードの守備という意味でもかなり大きな穴となります。

故障から復帰のJordy Mercerがほぼレギュラーとしてプレーしなければならない模様であることが苦しいチーム状態を表しています。

● Andrew Stevensonが復帰, Andres Machadoをオプション
Andrew Stevensonが復帰し, Andres MachadoをAAAにオプションしました。外野守備力という意味では大きなグレードアップ。そもそもブルペンの人数を1人多くしていたのを正常化したのですが、果たして大丈夫かな。

● Jordy MercerがIL入り, Carter Kieboomが開幕直後以来の再昇格
左太ももの痛みでJordy MercerがIL入り。Alcides Escobarの意外な活躍で出番は減っていましたので戦力的なダメージはそれほど大きくはないかな。

で、代わって上がってきたのがCarter Kieboom。開幕直後以来の昇格。ただ、レギュラーとして起用されることはなくあくまで控え扱いのようです。故障で離脱していた時期があったとはいえ、AAAで181打席に立って.236/.376/.385しか打てていません。かつてのトッププロスペクトの輝きが嘘のように組織内での存在感は下がってしまっています。(見る限り攻守ともどうも気迫を感じないんですよね。。。)

● Joe Rossが復帰, Yadiel Hernandezをオプション
26日の試合の先発としてJoe Rossが復帰。肘の痛みで登板を回避してから調整をしてきましたが、ひとまず問題なしということでの復帰。来季以降を見据えて大事にいきましょう。

Yadiel Hernandezをオプションしました。来季を考えるならGerardo ParraをDFAしてもいいように思うのですが、球場に足を運ぶファンの数少ない楽しみがParraの出場シーンでBaby Sharkで盛り上がることになると期待してのことなのかな。

● Trea Turner, Daniel Hudson, Austin Voth, (Alex Avila)が新型コロナウイルス感染でIL入り, Tres Barreraをオプション, Tanner RaineyとYan GomesがILから復帰, Luis GarciaとAndres Machadoが再昇格
2試合連続のサヨナラ負けで今シーズンは事実上終了となり、Max Scherzerはもちろん、Trea Turnerもトレードの噂に上がった矢先の27日の試合。1回表に出塁したTurnerが、Josh Bellのホームランでゆっくり生還した後そのままトンネルの奥に引き上げてしまったため、トレードが決まったのかとメディアは色めき立ちましたが、結果はまさかの新型コロナウイルス感染。PCR検査が行われた結果、Turnerのほか、Daniel Hudson, Austin Voth、既に足の故障でIL入りしているAlex Avila、さらにDavey Martinez監督とKevin Long打撃コーチ以外のコーチ陣が感染するという大クラスターが発生していることが判明。よく28日の試合は延期となりました。ワクチン接種の状況は必ずしも明らかにされていませんが、一部情報では、今回の感染者の中にJohnson&Johnsonのワクチンを打っていた者が含まれているようです。

ともかくこれでいきなり3人がロースターから外れることになり、またYan Gomesが復帰できることとなったためTres Barreraをオプションし(Reve Riveraを外してBarreraを残してほしかった)。Gomeと、やはりIL入りしていたTanner Raineyを復帰させ、さらにLuis GarciaAndres Machadoを再昇格させました。Raineyについては、マイナーでのリハビリ登板が予定されているとの話があったのに少し急ぎすぎかなという感じもします。

● Max Scherzer, Trea Turner, Brad Hand, Daniel Hudson, Kyle Schwarber, Yan Gomes, Josh Harrison, Jon Lesterをトレード放出、Tres Barrera, Yadiel Hernandez, Adrian Sanchez, Gabe Klobositsが昇格
トレードに関しては別に記事を書きますが、26人ロースターの異動の部分はここに書いておきます。大量8人の選手をトレードで放出しましたが、うち、Turner, Hudson, Schwarberの3人はIL入りしていたので26人ロースターから外れたのは5人。Tres Barrera、Yadiel Hernandez、Adrian SanchezGabe Klobositsの4人の昇格が発表されましたが、最後にトレードが決まったLesterに対応する異動は間に合わなかったようで、1人欠けた状態です。

BarreraとHernandezは最近もメジャーにいたので当然の復帰。Adrian Sanchezは2019年以来の復帰。昨オフにDFAされましたが、そのまま残留して今季はRochester(AAA)でプレーしていました。30歳なのでもう若手ではありませんね。26歳のブルペン右腕Gabe Klobositsはメジャー初昇格。2017年のドラフト36巡目という下位指名での入団でしたが、順調に評価を上げて昇格し、今季は開幕を迎えたHarrisburg(AA)とRochester(AAA)で防御率0.56(32イニングで自責点2), WHIP 0.969と好投し、今回の昇格を掴みました。おめでとう。

● Mason Thompsonが昇格
一連のトレードの後1つ空いていたロースター枠に、Daniel Hudsonとのトレードで獲得したMason Thompsonをそのまま入れました。ブルペン投手としてどこまでできるか、注目です。

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