7月30日から8月8日までの10連戦は3勝7敗でシーズン成績は50勝62敗。同じようにシーズンをあきらめたカブスとはいい勝負をしたものの、フィリーズには4連敗、ブレーブスには1勝2敗。ナショナルズのアシストを受けた両チームが、負けが込んでいるメッツを抜き去り、地区1位と2位に上がっていきました。
試合結果はともかく、ナショナルズでは来季以降をみすえた若手の起用が続いています。特に注目したい選手は次の通り。
Josiah Gray
Mason Thomposon
Gabe Klobosits
Victor Robles
Luis Garcia
Carter Kieboom
Tres Barrera
Riley Adams
Scherzer+Turnerのトレードで獲得したJosiah Grayは2度の先発でいずれも5回1失点と好投し、ファンを興奮させています。また、一時は構想外かと思われたCarter Kieboomの打撃が上向いてきて、可能性を感じさせてくれています。はっきり言って守備はまだまだですが、試合に出ながら学んでいってくれることを期待しています。Luis Garciaも同じく。Tres BarreraとRiley Adamsの2人の捕手も(AAAにいるトッププロスペクトのKeibert Ruizがいずれは正捕手になると期待されていることを前提に)アピール合戦を展開中。これはこれで見ていて楽しいですね。
一方で今シーズンが最後となる可能性が高まってきたRyan Zimmermanのプレーにも注目です。
移動日を挟んで10日からメッツとの3連戦。ここではしっかりメッツファンをがっかりさせてほしいところです。
今シーズンは実質的にもう終了したので各試合の結果結果をフォローする意味はあまりないわけですが、リンク下では目立った動きなどを簡単に書いておきます。
Luis Garciaが今季1号ホームラン。3点リードの8回途中からGabe Klobositsがメジャーデビュー(2安打されたがリードは維持)。1点リードの9回はKyle Finneganが投げて2セーブ目。
5回途中5失点と今日はダメなほうのJoe Rossでした。
4番に入ったYadiel Hernandezがタイムリーと2本の本塁打。2本目が同点の9回裏無死からのサヨナラ弾。
Josiah Grayと、Hudsonのトレードで獲得したMason Thompsonがナショナルズでの初登板。Grayは5回1失点、Thompsonも1回無失点と期待通りのピッチング。1点リードの9回にGabe Klobositsがマウンドに送られましたが、打たれて逆転負け。9回裏にCarter Kieboomが今季1号。
Patrick Corbinはよく投げましたが、7回に力尽きて結局4失点。
Handとのトレードでブルージェイズから来たRiley Adams捕手がナショナルズでの初マスク。Victor Robles、Carter Kieboom、Luis Garcia(2本)と若手にホームランが出ましたが、Paolo Espinoが5回6失点と今シーズン初めてといっていい乱調で大敗。
8/5 L6-7 Phillies
2点リードの9回のマウンドに送られたKyle Finneganが4失点で逆転負け。タイムリーを含む2安打のCarter Kieboomのシーズン打率が3割を超えました。
2点リードの9回のマウンドに送られたKyle Finneganが4失点で逆転負け。タイムリーを含む2安打のCarter Kieboomのシーズン打率が3割を超えました。
8/6 L4-8@ATL
Kieboomはこの日もタイムリー。6試合連続安打でこの間6打点。Erick Feddeが5回途中5失点と粘れず。
Kieboomはこの日もタイムリー。6試合連続安打でこの間6打点。Erick Feddeが5回途中5失点と粘れず。
8/7 W3-2@ATL
Josiah Grayの2戦目は前回同様5回1失点。しかも10奪三振!!2点ビハインドの9回表にRyan Zimmermanの二塁打などで1点差とし、Riley Adamsのメジャー初ホームランで逆転。5連敗でストップ。
Josiah Grayの2戦目は前回同様5回1失点。しかも10奪三振!!2点ビハインドの9回表にRyan Zimmermanの二塁打などで1点差とし、Riley Adamsのメジャー初ホームランで逆転。5連敗でストップ。
Ryan Zimmermanが1767試合目の出場。Tim Wallach(主に80年代に三塁手として活躍。全然知りません。)と並ぶ、エキスポス時代を合わせてのフランチャイズ記録。おめでとう。Patrick Corbinが今日はいい感じかなと思わせて、6回に崩れて結局5失点。
5 comments:
estoppelさん
こんにちは。
負けが込んできましたが、試合を見ていると結構明るい材料が多いかな、と感じますね。投手で言うとGrayは三振が取れているのが◎ですし、Thompsonもブルペンの一角をしっかり担っていますし。既にいたメンバーですが、MachadoはBB/9も良く、かなり好印象です。
野手だと、KieboomとGarciaの元プロスペクトコンビの打撃はいい感じですね。仰る通りKieboomの守備はまだまだこれからといった感じですが...
キャッチャーの競争はこれからも楽しみです。
Zimが最後のシーズンとなると寂しいですね。本人としては再建期のチームの邪魔をしたくない、といったところなんでしょうか。再建期のチームとはいえ色々知っているベテランも必要だと思うのですが。まだまだ対左だとハイパフォーマンスを見せてくれますし。
Corbinはここ2回いい感じかな、と思わせつつHRで崩れるパターンですね。何が悪いのでしょうか...
マルさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
それなりに見所もあるので(MLB.tvを年間契約しているからというわけではなく)試合中継に合わせて午前2時半に起きたりしています。ただ、プロスペクトのプレーぶりだけチェックすればいいといえばいいので、ベテランの打席をスキップできる録画で見る試合も増えてきましたね。そんな中でもJosiah Grayの試合は必見。次回も楽しみです。
Zimmermanとの再契約のカギを握っているのはナ・リーグでDHが採用されるかどうかでしょうね。個人的には投手が打席に入る野球のほうが好きなのですが、もう1年Zimmermanがプレーしてくれるとすれば許すかな、という気持ちです。
Corbinは・・・・なんでしょうね・・・・。
estoppelさん
Gray、本当に逸材ですね。ハードヒット率もかなり低いようで、来年にも一気に開花してくれることを期待したいです。くれぐれもTJ手術が必要な事態になりませんように...
Zimmermanの契約はDHにかかっているんですか?1Bの守備はまだまだ上手いのに...
とはいえDHでもう一年プレーしてくれるなら自分もDH賛成に回りたいです(笑)
Corbinは今シーズンの残りで修正点を見つけて来年に備えて欲しいですが...
マルさん
来季もいることが確定的なJosh Bellが、右打席でもそれなりの結果を残しており、ファーストの守備までもが向上していることからすると、Zimmermanがファーストで出場機会を得ることはほとんどなく、代打専門というのはさすがにダブルスイッチなどを駆使するナ・リーグの野球では難しいでしょうね。それにしてもDHの採否はいつ決まるんでしょうか・・・
CorbinについてFangraphsに面白い記事がありました。
https://blogs.fangraphs.com/a-potential-fix-for-patrick-corbin/
2019年以前に比べ、2020年以降のスライダーのリリースポイントが2-3インチ高くなっているため、スライダーで空振りをとれないことが不振の原因とまとめています。
つまり投球フォームを昔に戻せばいいということですが、簡単じゃないのかな。
estoppelさん
ご返信ありがとうございます。なるほど、Bellとの兼ね合いですね。確かにファーストと代打専門 (しかも基本は対左) の打者を26人ロースターに置いておくのは厳しいものがありますね。かつてのようにサードやレフトを守ることができれば、また話は別なのでしょうが。
Corbinの記事をシェアしてくださってありがとうございます!早速読んでみます。
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