Wednesday, August 4, 2021

2021年トレード期限③ Gomes, Harrison, Lesterをトレード

遅くなってしまいましたが、最後の3本目の記事です。Yan Gomes, Josh Harrison, Jon Lesterを放出することになったトレード期限当日に成立した2本のトレードについて。

話は変わりますが、オリンピック日本代表、決勝進出おめでとう。金メダル目指してガンバレ!!


● Yan GomesとJosh Harrisonをアスレティックスへトレード
前夜の大型トレードの嵐が吹き荒れた後、Yan GomesJosh Harrisonもトレードされるだろうというもっぱらの噂の中、2人セットでアスレティックスへのトレードが決まりました。

Gomesは2019年のシーズン前にインディアンズからトレードで獲得。Kurt Suzukiと併用される形でのシーズンでしたが、WS第7戦ではフル出場。つまり最後の打者を三振で仕留めたウィニングボールをつかんだのがGomesでした(後日そのボールを個人的に保有していることを明らかにしています。)。Suzukiが退団した今季はレギュラーとして起用されると、打撃でも盗塁阻止でも大活躍してくれていました。

Harrisonとは昨年の開幕直後(7月末)に契約を結びましたが、直前にマイナー契約を結んでいたフィリーズから解雇された選手で正直全く期待していませんでした。ところが、意外にも高いパフォーマンスを継続。オフの再契約を経て今回のトレードまでほぼ1年間在籍し、計123試合に出場して、.291/.363/.431という素晴らしい数字。守備でもピッチャー、キャッチャー、ショート以外の全てのポジションを守り貢献してくれました。

この34歳のベテランコンビの残り2か月ですから、得られた3選手は必ずしもトッププロスペクトという選手ではありませんが、3人とも23歳と可能性は十分あります。この中からメジャーで貢献できる選手が出てくればラッキーと思って見守っていきましょう。

23歳の両打ちの捕手。2019年ドラフト7巡目の入団で、今季初めてマイナー(A+)でプレー。どちらかというと守備型の捕手との評。

23歳の右腕投手。2019年ドラフト6巡目入団。やはり今季初めてマイナー(A+)で投げ、13試合(11先発)で2.25/1.054、イニング数を上回る奪三振数など、なかなかの数字を残している。

キューバ出身の23歳の右腕投手。プロ4年目となる今季はA+に所属。防御率は4点台だが、奪三振数はイニング数を上回っている。


*****************
● Jon Lesterをカージナルスへトレード
トレード期限ギリギリのタイミングでJon Lesterのカージナルスへのトレードが成立しました。交換相手はLane Thomas。メジャーデビューは2019年で既にルーキーは卒業しているものの定着はしきれていない25歳の外野手。将来性は限られていますが、Lesterのトレード先があっただけで十分です。Lesterは通算200勝(ナショナルズでは3勝止まりで、後4勝)を達成できることを願っています。


No comments: