Friday, September 18, 2020

ロースターの動き(2020年9月)

今シーズンはいわゆるセプテンバーコールアップはありません。通常の28人ロースターの出入りとなります。

9/2 Javy GuerraがIL入り, Kyle McGowinが今季初昇格
1日の試合中に左足のハムストリングを痛めて途中降板したJavy GuerraがIL入り。代わって、Kyle McGowinが呼ばれました。2019年優勝メンバーでもあったGuerra。今季もブルペン右腕としてここまで14試合に登板して防御率4.02ときちんと仕事をしてくれていたので残念です。しっかり治して復帰してきてくれることを願います。

9/5 Carter Kieboomが再昇格, Wilmer DifoをDFA
不振からロースターを外れて調整に回されていたCarter Kieboomが再び昇格してきました。チーム状態もチーム状態ですから、来季を睨んでしっかり経験を積んでくれることを期待します。

ロースター枠は、Wilmer DifoをDFAすることで空けました。マイナーオプション切れで迎えた今シーズン、コロナウィルスの影響もあって開幕からロースターに入っていましたが、出場機会は極めて限られ、その与えられた18打席で.071/.222/.071という結果。内野手がややだぶつくことになって整理されました。2015年のメジャーデビュー以来、何度かレギュラーへのチャンスもありましたが、つかみきれず。まだ28歳なので、もう一度どこかでチャンスをもらえることを願います。

9/7 Dakota BacusがIL入り, James Bouqueが再昇格
ブルペン右腕として投げていたルーキーのDakota Bacusが、IL入りとなりました。デビューからしばらくは好投していましたが、直近2試合は打ち込まれて失点。MLBデビューから21日間で10試合に登板。例によってDavey Martinez監督の悪い癖がまた出てしまいました。右腕の痛みがIL入りの理由ということですが、重大な故障でないことを願うばかりです。

代わってJames Bourqueが再昇格。8月上旬に2試合無失点という結果ながら、ロースター縮小で割りを食っていましたが、再びチャンスを与えられました。是非頑張ってください。

9/10 Howie KendrickがIL入り, Yadiel Hernandezがメジャー初昇格
ハムストリングの痛みを抱えながら主にDHとして出場してきたHowie Kendrickでしたが、ここでIL入り。Kendrick自身の状態はあまり変化はないようですが、左肘の痛みで守備につくことができないJuan SotoがDHとして出場せざるを得なくなったことで、Kendickの居場所がなくなったためでしょう。

代わって昇格したのが、Yadiel Hernandez外野手。メジャー初昇格ですが、なんと32歳と11か月。キューバ出身で、2015年まではキューバのプロリーグでプレー。29歳となった2016年のオフにナショナルズと契約。さすがに、1年目の2017年からAAに参加し、翌2018年にはAAAに昇格。昨年までの3シーズンで、.301/.385/.503と結果を残して評価をあげていました。特に計63本塁打を記録した長打力は本物かもしれません。右投げ左打ち。

9/11 Sean DoolittleがIL入り(おそらくシーズン終了), Ben Braymerが再昇格
前日の試合中に脇腹の痛みで途中降板を余儀なくされていたSean DoolittleがIL入りとなりました。開幕から不振が続き、一度はマイナー落ち。復帰してから徐々に調子を上げ、前回の登板でようやく高め速球で空振りがとれる本来のピッチングができたと思った矢先でのアクシデント。残念過ぎるタイミングです。おそらくこのままシーズン終了との見込み。オフにFAとなるため、もしかするとこれでナショナルズでのユニフォームでの登板が見納めになった可能性もあります。

代わってBen Braymer投手が再昇格。メジャーデビューとなった前回昇格では1試合に投げて打ち込まれて終わっていましたが、再チャンスをもらいました。今度は落ち着いて頑張ってください。

9/14 Brock Holtが出産立会休暇取得, Jake Nollが今季初昇格
Brock Holtが出産に立ち会うためチームを離れました。このコロナ禍の中、リスクを感じる人もいますが、やはり人生の大切なイベントに立ち会うことを選ぶ人もいます。無事の出産を祈ります。Jake Nollが今季初昇格。15日の試合で代打で登場し、ヒットを記録しました。いいね。

9/15 Tanner RaineyがIL入り, Aaron Barrettが今季初昇格
セットアッパーとして頑張ってきたTanner Raineyが右ひじの痛みでIL入りとなりました。今シーズンここまでチーム最多の20試合に登板。チームの42試合のうちほぼ半分。この人もまたDave Martinezの采配の犠牲になった感があります。IL入りに際しての会見でMartinez監督はRaineyを将来のクローザーと呼んでいましたが、とてもそんなふうに思っているようには見えない乱暴な起用方法でしたね。とりあえず手術は必要ないとのことですが、軽症であることを願うしかありません。

代わってAaron Barrettが昇格してきました。昨シーズンの復活劇で感動を与えてくれたBarrett。一度は40人ロースターから外れましたが、今回復帰してきました。15日には早速登板し、1回2/3を無失点。がんばれ!

9/18 Adam EatonがIL入り, Brock Holtが復帰, Andrew Stevensonが昇格, Yadiel Hernandezをオプション
16日の試合中にバントをミスして左手中指を骨折したAdam EatonがIL入りとなりました。今シーズン中の復帰はないでしょう。来季は、年俸1050万ドルの球団オプションがありますが、成績の低下からすると、破棄される可能性もありそうです。

出産立会休暇を取得していたBrock Holtが復帰。これでプラスマイナス1ではあるわけですが、ライトの守備を考慮してAndrew Stevensonを昇格させ、Yadiel Hernandezをオプションしています。Hernandezは初昇格で7打席に立ちましたが、ノーヒット。次の機会があるかどうかは微妙なところです。(20日のダブルヘッダー要員として昇格し、初安打を記録。良かったね!)

9/21 Aaron BarrettとJames BourqueがIL入り, Yadiel HernandezとPaolo Espinoが昇格
右上腕部を痛めたAaron Barrettと右肘痛のJames BourqueがIL入り。Barrettはせっかくチャンスをもらったのにわずか2試合での離脱。悔しいことでしょう。ルーキーのBourqueは20日の試合で右肘の痛みを訴えて途中降板。詳細は分かりませんが、心配です。

代わって、Yadiel Hernandezが再び昇格するとともに、Paolo Espino投手がこちらは今シーズン初昇格。22日のダブルヘッダーの先発要員としての昇格。33歳のベテランですが、メジャーへの昇格はブリューワーズとレンジャーズで12試合に投げた2017年以来。

9/23 Carter KieboomがIL入り, Wil Croweが再昇格
21日の試合で左腕に死球を受けて途中交代したCarter KieboomがIL入り。シーズン終了となりました。トッププロスペクトとしてAnthony Rendonの後釜としてサードのレギュラー待遇で期待されたシーズン。ちょうどチーム試合数の半分に当たる30試合に先発させてもらいましたが、.202/.344/.212、0本塁打、0盗塁という残念な結果。来シーズンのレギュラーが確約されているとは言い難いでしょう。

No comments: