Tuesday, December 10, 2019

Stephen Strasburgと7年2億4500万ドルで再契約

よっしゃー!というのがツィッターで知ったときの第一声でした。

ウィンターミーティング初日、現地12月9日の夜、FAとなっていたStephen Strasburgとの再契約が成立しました。7年2億4500万ドル。総額でも平均年俸(3500万ドル)でもMLB投手史上最高額の記録的な大盤振る舞い。オーナー一族が思い切ってくれました。まあ記録自体はすぐにGerrit Coleに抜かれる可能性が高そうですが、そこは問題ではありません。

Strasburgが戻ってきてくれる、その事実に歓喜です。FA前年だった2016年に契約延長に応じたStrasburgなのできっと戻ってきてくれるに違いないと期待していましたが、キャリアベストのレギュラーシーズンを過ごし、ポストシーズンでも活躍。そしてWSでMVP。これ以上ないほど価値が上がった状態でFA市場に出て、ヤンキースをはじめとするビッグマーケットのチームも参戦しているとあって一抹の不安を感じていましたが、全て杞憂に終わりました。

2009年ドラフト全体1位入団のStrasburgも2010年のデビューから今季が10年目。今回の7年契約にオプトアウトはなく、満了するまで在籍することがほぼ確定。満了する頃にはStrasburgは38歳。メジャー17年のキャリアをナショナルズ一筋で過ごすことになりそうです。今季、Ryan Zimmermanがキャリア15年目を終えたところですが、それさえも上回ることになります(Zimmermanは少なくとも16年目は現役続行のはずですが)。ナショナルズを長く応援しているファンにとってこんなに嬉しいことはありません。

既に、勝利数、奪三振数など数多くの積み上げ系スタッツでは球団のワシントン移転後のトップに立っており、奪三振数ではエキスポス時代を合わせてのフランチャイズ記録保持者。通算勝利数でも現在112勝ですから、Steve Rogersの158勝は軽く超えそうですし、もっと上、少なくとも200勝には到達するところまで見届けたいですね。ともかく、1年でも長く健康に投げてサイヤング賞争いをしてくれることを願っています。

さて、これでローテーションに穴が開く事態は避けられましたが、年俸3500万ドルとかなり予算を割くことになりました。今日の会見でMike Rizzo GMはAnthony Rendonとの 再契約の可能性を否定しませんでしたが、現実的にはかなり苦しいと思われます。まあ、どちらか1人が戻ってきてくれれば十分と思っていましたので、これでRendonのことは快く見送れそうです。あとはZimmermanとしっかり再契約してくれることを期待しています。

2 comments:

マル said...

estoppelさん

こんにちは。ご無沙汰しています。
Gomes, Kendrickに引き続く朗報でとても嬉しいです。

オフシーズンが始まるころにはRendonを優先するのではと言われていましたが、結果的にはStrasburgになりましたね。低迷期から在籍している選手で、Zimmermanに続くフランチャイズプレーヤーの誕生という意味もありますし、これで良かったと思いたいです。本当に、1年でも長く健康に投げて欲しいという思いにつきますね。

さて、懸案のサードですがRendonの代わりにDonaldson, はたまたCHCのBryantのトレードなども考慮されているようですが、どうなることやら、続報が待ち遠しいです。

estoppel said...

マルさん こんばんは
コメントありがとうございます。さらにGuerraも続いてくれたので、これで4人。朗報続きです。
17年も同じ球団に所属するということ自体、今の時代には珍しいのではないかと思ったら、近年に限った話ではなく、「投手に限ると」Walter Johnson(ワシントン・セネターズ)からMariano Rivera(ニューヨーク・ヤンキース)まで史上8人しかいなかったんですね。殿堂入りの基準とは関係ありませんが、フランチャイズの永久欠番は間違い無いでしょう。Ryan Zimmermanに続くまさに球団史に名を残す選手となりました。
サードは、、、Rendonとの再契約は難しいと見ています。個人的にはAsdrubal Cabreraと再契約して、Carter Kieboom待ちが良いのではないかと見ていますが、さてさて。