Thursday, December 12, 2019

Anthony Rendonがエンゼルスと7年契約

ここ数年、FA市場の動きが遅い傾向が見られましたが、今年は違います。一昨日のStephen Strasburgに続き、昨日はGerrit Coleがヤンキースと9年3億2400万ドルという巨額契約を結び、Strasburgの記録をわずか1日であっさり更新。そして今日(現地11日)も、FAとなっていたBlake Treinen(ドジャーズ1年1000万ドル)、Tanner Roark(ブルージェイズ2年2400万ドル)という元ナショナルズがそれぞれなかなかの契約を手にするなどいろいろと進展があり、そして、Anthony Rendonがエンゼルスと合意に至りました。

契約内容は7年2億4500万ドル。奇しくもナショナルズとStephen Strasburgの契約と全く同じ数字となりました。違いはStrasburgの契約は一部が後日支払いとなっていること。ナショナルズはRendonに対して何度か2億ドルを超える契約を提示したものの、いずれも一部後日支払いが含まれており、Rendonはこれを嫌ったという旨の報道がありますが、そもそも金額的にもこの規模までは出せなかったのではないかと思います。

2011年ドラフト1巡目(全体6位)で入団してから7年。Ryan Zimmermanの後を受け継いでホットコーナーで華麗な守備を披露しながら、打撃でもコンスタントに好成績を残してきました。昨シーズンまではBryce Harperの影に隠れて過小評価されてきましたが、Harperが退団した今季はまさに中軸として活躍し、MLB最多の126打点で打点王。ポストシーズンでも印象に残る大活躍でした。

チーム内でHarperの影に隠れていただけでなく、ナ・リーグの三塁手としてもロッキーズのNolan Arenadoには少し劣るという評価をされてきました。しかし、今シーズンの活躍でいよいよ評価を覆し、先日発表された2019 ALL-MLBのFirst TeamにArenadoを差し置いて選ばれるなど、まさに今のMLBを代表する三塁手となりました。今回の契約も、Arenadoは 契約延長だったので単純に比較はできませんが、並ぶかあるいは少し上回る内容。まさにMLBで最も高い年俸を取る三塁手となりました。これだけしっかり評価される選手に育ってくれたことに喜びを感じます。

ずっとフォローしてきたファンとしては、寂しいのも事実ですが、まずはありがとうと言いたいです。エンゼルスでは、Mike Trout、大谷翔平とともに主軸を打つことになるはず。日本での露出も増えそうですね。幸いリーグも違うことですし、これからのますますの活躍を応援しています。

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