Sunday, November 7, 2021

ロースターの動き(2021年11月)Sueroをノンテンダー

オフのロースターの動きをまとめておきます。12月1日の労使協定の期限切れ直前の11月30日にいろいろ動きがありましたが、全体としては極めて低調です。

11/5 Francisco Perezをウェイバー獲得
11/30 Lucius Foxをウェイバー獲得
11/30 Wander Suero, Ryne Harper, Mike Fordをノンテンダー
11/30 Cesar Hernandezと1年契約

● Francisco Perezをウェイバー獲得
クリーブランド・ガーディアンズ(インディアンズから改名)からウェイバーにかけられていたFrancisco Perezを獲得。この夏メジャーデビューした24歳のブルペン左腕。メジャーでは4試合の登板だけでしたが、AAとAAAで計30試合53イニングで1.87/1.075、82奪三振の好成績。ブルペン左腕はSam Clayしかいませんでしたから、まずはいい補強といえそうです。Kyle McGowinが40人ロースターから外れ、ウェイバー獲得する球団もなかったえためマイナー行き。

● Lucius Foxをウェイバー獲得
オリオールズからウェイバーにかけられていたLucius Foxを獲得しました。バハマ・ナッソー出身の24歳のミドル・インフィールダー。今季は主にロイヤルズのAAAでプレーし、7月末にメジャーに呼ばれたもののプレー機会を与えられることはありませんでした。オフにウェイバーにかけられてオリオールズにクレームされ、さらに今回ナショナルズへ。

● Wander Suero, Ryne Harper, Mike Fordをノンテンダー
年俸調停対象となっていたWander Suero, Ryne Harper, Mike Fordの3選手に対して契約締結の意思を示さず、3人はFAとなりました。

2019年メンバーの1人でもあるWander Suero。2018年のデビューからの4シーズンで登板した計185試合はこの間のチームトップ。球威もあり、特にカットボールの切れ味は鋭く、セットアッパーやクローザーとしての期待感もありましたが、いい日と悪い日の差が激しく、安定感に欠けたのも事実。今季はマイナーにオプションされてシーズンを終えていましたので、ノンテンダーも予想はされました。とはいえ、Martinez監督による酷使でつぶされたという面もあり、応援していましたので、こういう形での退団は大変残念です。

Ryne Harperも過去3シーズンで118試合に登板と貢献しましたが、敗戦処理での起用が多く、年俸調停対象となって年俸が上がってまで保有したいかと言えば確かに微妙な選手でした。8月にウェイバー獲得したMike Fordでしたが、出番のないまま退団となりました。

● Cesar Hernandezと1年契約
FAとなっていたCesar Hernandez内野手と1年400万ドルで契約。31歳、メジャー9年のキャリアを持つベテランです。フィリーズのイメージが強いですが、2019年オフにFAとなり、インディアンズと契約。今季途中にホワイトソックスにトレードされ、ALDSでも4試合中2試合に先発出場していました。これまでは主にセカンドを守ってきましたが、Alcides Escobarとも再契約(1年100万ドル)したし、期待のLuis Garciaもいるし、どういった形で内野が形成されるかあまりよく見えません。

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