Sunday, October 3, 2021

ロースターの動き(2021年9月)

9/1 Alex AvilaがILから復帰,  Alberto Baldonadoが初昇格
9/3 Kyle McGowinがIL入り, Kyle Finneganが復帰
9/5 Josh Rogersが昇格, Gerardo ParraがIL入り
9/13 Jordy MercerがILから復帰, Adrian SanchezをDFA
9/18 Tanner Raineyが再昇格, Wander Sueroをオプション
9/23 Jhon Romeroがメジャー初昇格, Yadiel Hernandezが出産立合休暇, Jakson ReetzをDF
9/25 Yadiel Hernandezが復帰, Sam Clayをオプション
10/2 Josh RogersがIL入り, Gerardo Parraが復帰
10/3 Joan Adonがメジャー初昇格, Luis GarciaがIL入り

● Alex AvilaがILから復帰,  Alberto Baldonadoが初昇格
今年は2人しか枠が広がらないセプテンバーコールアップ。1枠を使ってAlex AvilaがILから復帰しました。Keibert Ruizがレギュラー捕手を務め、控えとしてもRiley Adamsが頑張っているのでどれだけ出場機会があるかは疑問ですが。もう1枠は、ブルペン左腕のAlberto Baldonadoが初めてのメジャー昇格。パナマ出身の28歳。メッツ、カブスのマイナー組織を過ごした後、独立リーグも経験し、今季はナショナルズ傘下のAAとAAAで好投。遂にメジャーに到達したという感じです。おめでとう。

● Kyle McGowinがIL入り, Kyle Finneganが復帰
Kyle Finneganが出産立合休暇から復帰。誰が外れるのかと思っていたら、Kyle McGowinがIL入り。右ひじ痛が理由ということです。スライダー主体のブルペン投手になってからは結果を残しており、期待している1人。手術に至らないとよいのですが。

● Josh Rogersが昇格, Gerardo ParraがIL入り
5日のダブルヘッダーの先発要員として、Josh Rogersが昇格。27歳の左腕。2018-19年にオリオールズで8試合に登板し、1勝を記録しましたが、その後TJ手術となり、リハビリを続けてきましたが、今年6月にオリオールズを解雇された後、ナショナルズとマイナー契約。AAAで先発としてまずまずの記録(14試合登板で3.70/1.32)を残していました。5日の試合では家族の前で勝ち投手となりました。ダブルヘッダー後にマイナーに戻される予定でしたが、翌日、Gerardo Parraが右ひざ痛でIL入りとなったためそのままチームに帯同。次の先発機会もありそうです。

Parraの右ひざは昨年手術した箇所。シーズン中の復帰があるかどうかは微妙なところ。2019年のヴィクトリー・ラップとしては十分かな。

● Jordy MercerがILから復帰, Adrian SanchezをDFA
7月下旬からIL入りしていたJordy Mercerが復帰。終了後にFAとなる35歳ですし、もうこのままシーズン終了でも別によかったんですけどね。

31歳のAdrian SanchezをDFA。Ryan Zimmermanに次ぐ古参(2007年から)のため去就が注目されましたが、マイナー行きを受け入れ引き続き在籍となりました。

● Tanner Raineyが再昇格, Wander Sueroをオプション
開幕前はブルペンの中核と期待されながら不振のあまり降格されていたTanner Raineyが昇格。Rochester(AAA)で9月9日以降4試合連続で3者凡退、特に直近3試合は対戦した9人の打者全て三振という結果での昇格。メジャーでも結果を残し、来季につなげてもらいたい。

こちらも今季のブルペンでのがっかりの1人Wander Sueroをオプション。こちらも直近5試合では自責点1、被安打3、1四球と悪くなかったのですが。

● Jhon Romeroがメジャー初昇格, Yadiel Hernandezが出産立合休暇, Jakson ReetzをDFA
Yadiel Hernandezが出産立会休暇でチームを離脱したことにともない、26歳のブルペン右腕Jhon Romeroが初のメジャー昇格。2018年の夏にBrandon Kintzlerとのトレードで獲得した際にはほとんど期待していませんでしたが、その後順調にマイナーを上がり、今季はAA, AAAで計38試合に登板し、2.95/1.11と結果を残し、今回の昇格につなげました。おめでとう。

40人ロースター枠を空けるためにJakson ReetzがDFAされました。2014年のドラフト3巡目で高卒入団した際には大いに期待しましたが、期待ほどには育ちませんでしたね。今年7月、捕手に故障者が続出したおかげでメジャーデビューを果たし、わずか2打席しか与えられなかったにもかかわらず初安打も記録しましたが、守備機会は途中出場の2イニングだけ。1週間で降格させられたところから見てもあまり評価はされなかった模様です。シーズン終盤にはKeibert Ruizはもちろん、Riley Adams、Tres Barreraといった若い捕手がそろってきたことから今回のDFAに至りました。

● Yadiel Hernandezが復帰, Sam Clayをオプション
Yadiel Hernandezが復帰。Jhon Romeroを残し、Sam Clayをオプションしました。以前も書きましたが、Clayはメジャーデビュー年にしては十分投げました(58試合)。最終的な数字は5.60/1.71とぱっとしませんが、ゴロ率(ゴロ打球/全インプレイ打球)60.1%はナショナルズの投手陣で最も高い数字と前評判通りの結果を残しました。特に左打者をしっかり抑えていたので来季も戦力と期待されていることでしょう。ゆっくり休んで来季また頑張ってください。

● Josh RogersがIL入り, Gerardo Parraが復帰
前日の試合で先発したJosh RogersがIL入り。いちおう右ハムストリング痛と発表されていますが、もう登板がないので形式的なものかと。打順が3周目に入ると打たれる傾向はありましたが、6先発(2勝2敗)、35回2/3(1試合6イニング弱)、3.28/1.29。文句なしの成績で、来シーズンの開幕ローテーション争いへの参戦の権利を獲得しました(2日の試合前のインタビューでDave Martinez監督が名言)。

代わってGerardo Parraが復帰。最後にもう一度ロースターに戻ってきました。これでもう引退でしょうね。お疲れさま。

● Joan Adonがメジャー初昇格, Luis GarciaがIL入り
3日のシーズン最終戦に先発するため、Joan Adonが昇格。メジャー初昇格、デビューとなります。ドミニカ出身の22歳。今季はWilmington(A+)で主に投げ、Harrisburg(AA)に昇格した後、最後にRochester(AAA)で1試合だけ投げただけなので、意外な昇格。(ナショナルズンにとっては)ほとんど意味のない最終戦の見所が増えただけでもよしとしましょうか。

Luis GarciaがIL入り。肋骨辺りの痛みでここ数日試合に出ていませんでしたが、70試合で.242/.275/.411の成績。特に9月は.271/.291/.477とよく打って評価を上げ、来季の開幕セカンドを確実としています。守備・走塁でのボーンヘッドがたまに見られることは不安材料ですが、楽しみな若手です。

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