Monday, June 17, 2024

Victor RoblesをDFA、マリナーズと契約

5月27日にVictor RoblesがDFAされ、退団しました。

2013年に契約してから11年、2017年のメジャーデビューからでも8年。マイナー時代にはJuan Sotoよりも高く評価されるトッププロスペクトでしたが、とうとう潜在能力を開花させることができないままにナショナルズでのキャリアを終えてしまいました。

これでチームに残るのはPatrick CorbinとTanner Raineyの2人だけ。2人とも危機的な状況にあるので、もしかすると今シーズン終了までに全員いなくなってしまうかもしれません。

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すぐにマリナーズと契約。レギュラーという感じではありませんが、それなりに出場機会を得てプレーしています。引き続き、ひっそりと応援していきます。

Wednesday, April 17, 2024

Stephen Strasburgが公式に引退

Stephen Strasburgが公式に引退しました。

4月6日にStrasburg自身がインスタに下記のメッセージを公表することで引退を表明しました。

Today, I am announcing my retirement from the game I love. I realized after repeated attempts to return to pitching, injuries no longer allow me to perform at a Major League level. 

As a young kid, all I dreamt about was winning a World Series. Thanks to the many coaches, teammates, and medical staff, my boyhood dream came true in 2019. Despite this being a personal goal of mine, I've come to realize how truly important and special that moment was for so many fans in the DMV. Your unwavering support through all the ups and downs will always mean the world to me. 

I'd also like to thank the late Ted Lerner and family for giving me the chance to wear the curly W all these years. Although I will always wish there were more games to be pitched, I find comfort knowing I left it all out there for the only team I've known. My family and I are truly fortunate and blessed to have experienced this baseball journey in the Nation's Capitol.

As always, Go Nats! #37

Stephen Strasburg

2022年6月にマウンドから降りたのを最後に一度も姿を見せることなく、会見もセレモニーもないままの引退となったことに寂しさを感じざるを得ませんが、最後に上記のメッセージがあったことがせめてもの救い。

姿を見せない間にはリハビリどころか生活にも支障が出ているという報道も出ていました。ご家族と穏やかな日々を過ごしてくれることを願わずにはいられません。

そして、いつか、球場に姿を現し、ファンからの感謝の声援に応えて手を振ってくれる日を心から待っています。

ドラフト前からWS制覇までStrasburgをぴったり追いかけられたことは、私のこのブログの1つのハイライトでした。

ありがとうございました。

Sunday, March 31, 2024

2024年開幕

2024年シーズンが開幕しました。

今シーズンも勝敗という意味ではあまり期待できそうにないナショナルズですが、プロスペクトたちの昇格・活躍によってはシーズン後半には目を離せないチームとなっているかもしれません。いや、そうあってもらいたい。

ともかくも開幕。

2019年メンバーについてまとめておきます。

【MLB: Nationals】
Patrick Corbin 契約最終年。開幕投手の座こそJosiah Grayに譲りましたが、2番手。
Victor Robles 昨年に続きSTは好調。でしたが、開幕2戦はベンチスタート。
Tanner Rainey TJ手術から復帰。開幕戦で登板。
Stephen Strasburg 引退もせず、一度も姿を見せることもなく60DL入りです。

【MLB:他球団】 
Juan Soto (NYY) FA前最終年。爆発的な活躍を期待。
Max Scherzer (TEX) 故障のため復帰は早くても5月。40歳になる今季、見納めとなるか。
Trea Turner (PHI)  順調に調整。
Anthony Rendon (LAA) とりあえず健康に開幕。 
Michael Taylor (PIT) 3月中旬になってようやく契約(1年400万ドル)。開幕先発。
Yan Gomes (CHC) 3年契約の3年目。37歳になるし、こちらも見納めかな。
Daniel Hudson (LAD) いったんFAとなった後、12月にマイナー契約で再契約。韓国での開幕を前にロースター入り。開幕戦でも登板。
Joe Ross (MIL) 開幕ローテ入り。2021年8月以来のメジャー復帰の予定。

【マイナー球団】
Wander Suero (HOU) 傘下のAAAで開幕。 

【所属先未定】
Fernando Rodney 
Asdrubal Cabrera
Javy Guerra
Matt Adams

【引退済み】
Ryan Zimmerman
Howie Kendrick 
Brian Dozier 
Adam Eaton
Kurt Suzuki 
Anibal Sanchez 

【MLBコーチ:Nationals】
Davey Martinez 監督
Gerardo Parra 一塁ベースコーチ
Henry Blanco 捕手・戦略コーチ
Sean Doolittle ピッチングストラテジスト

【MLBコーチ:他球団】
Kevin Long (PHI) 打撃コーチ
Joe Dillon (KC) アシスタント打撃コーチ
Paul Menhart (KC) マイナーリーグ投手アドバイザー(ベンチ外)
Tim Boger (ARI) AA監督

【コーチ陣:その他】
Chip Hale アリゾナ大の監督。
Bob Henley 不明

【フロント】
Mark Lerner 球団売却騒動は過去のものとして補強に努めてもらいたいところ。
Mike Rizzo 留任。

Saturday, February 24, 2024

球団売却話はなかったことに

2024年シーズンに向けたスプリングトレーニングが始まりました。オフの補強もほとんどなく、優勝争いをするには程遠い戦力ですが、WS制覇の翌年から4年連続となっている地区最下位からはさすがに脱してもらいたいところ。

とはいえ、今季の注目もやはり若手。昨年活躍したCJ Abrams, Keibert Ruiz, MacKenzie Gore, Jake Irvinに加え、Dylan Crews, James Wood, Robert Hassell III, Brady House, Cade Cavalliなどのプロスペクトもシーズン途中にはメジャーに上がってきそう(CavalliはTJから復帰)で、楽しみにしています。

さて、そんな中、2月19日に、Mark Lernerオーナーが球団売却は行わない方向と発言しました。2年前の4月に売却方針と報じられましたが、実現には至らず。ファンの間では賛否両論ある(否定派は、若手との契約延長が少ないなどリスクを取りにいかない経営方針が理由)ようですが、私としては嬉しいニュース。なんだかんだ言って、経営陣・フロントが安定しているほうがチームに親しみを覚えます。

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その他のニュースをまとめて。

オフに切られるかもと書いていたVictor Roblesでしたが、年俸調停を回避して契約。とりあえずセンターのレギュラー扱いのようです。夏にはプロスペクトの昇格が想定されるので、それまでにどれだけ結果を残せるか、まさに正念場となります。

Daniel Hudsonがドジャーズと再契約。マイナー契約ですが、順調な調整具合で3月20日からの韓国での開幕シリーズのロースター入りも現実的と言われています。

Joe Rossは、ブリューワーズとなんとメジャー契約。1年175万ドルとはいえ、故障明けでメジャー契約とは驚きました。復活を期待しています。

Wander Sueroはアストロズとマイナー契約。

現役選手で行き先が決まっていないのが、Michael Taylor。オフに入った頃にはそれなりに高評価を得ているという報道もあったのですが、その後進展なし。心配です。

Stephen Strasburgの立場は相変わらずです。引退せず、依然としてロースターに名前はありますが、スプリングトレーニングに現れず。球団との関係が悪化しているなら残念です。

一方で、昨シーズン限りで引退したSean Doolittleは、ナショナルズとコーチ契約。「ピッチング・ストラテジスト」という耳慣れない肩書。開幕後にベンチ入りするのかどうかは分かりませんが、スプリングトレーニングには参加しているようです。

コーチ陣の中では、昨シーズン限りで退団した元ベンチコーチのTim Bogerが、Dバックス参加AAのAmarillo Sod Poodlesの監督に就任しています。

Friday, December 8, 2023

Juan Sotoがヤンキースへトレード

オフに入る早々から噂の出ていたJuan Sotoのトレードがウィンターミーティング中に実現しました。この数年WS制覇を目指してきたパドレスでしたが、結果は残せず。来季を完全に捨てるということではないようですが、年俸調停史上最高額になるとも言われるSotoの来季年俸に耐え切れず、放出となりました。

行き先はヤンキース。若手有望投手を中心とした大型パッケージで、パドレスとしては悪くない結果のように見えます。

個人的にヤンキースに対して全くいい印象を持っていないので複雑な気持ちですが、Sotoのことは応援したい。ライトスタンドが近いヤンキースタジアムでFA前最終年に好成績を残し、来オフのFA市場の目玉となることを期待しています。

Monday, November 6, 2023

2023年シーズン終了

大変お久しぶりです。

テキサス・レンジャーズの初WS制覇で2023年シーズンも幕を閉じました。

ナショナルズは71勝91敗で地区最下位。開幕からつまずき一度もポストシーズン争いに絡むことはできませんでしたが、8月には月間勝ち越しを記録。107敗で30球団30位を記録した前年に比べると躍進。若手も育っているし、来年は少し期待できそうなところまできました。

というか、レンジャーズだって2年前は102敗だったわけですから、今のポストシーズンフォーマットなら来季はポストシーズンを狙ってもらいたいところです。


それはともかく、2019年メンバーの状況をまとめておきます。


【MLB: Nationals】

Patrick Corbin シーズンを通じてローテーションを守り、2桁10勝(15敗)。

Victor Robles 6月にIL入りしたまま終了。オフに切られるかも。

Tanner Rainey TJからのリハビリを経て、9月30日に1試合のみ登板。

Stephen Strasburg 胸郭出口症候群からくる重度の神経障害で日常生活にも支障が出ていると報じられ、8月24日に事実上の引退を表明。シーズン終盤に引退セレモニーをするかどうかで球団ともめるという残念な状況。Ryan Zimmermanのようないい形で引退し、その後もチームと関わってくれるといいのですが。


【MLB:他球団】 

Juan Soto (SD) 全162試合に出場し、リーグ最多四球でOPS .930と活躍。オフに入るや否なトレードの噂が出ています。

Max Scherzer (NYM→TEX) 3年契約の2年目の途中でトレードを志願し、レンジャーズへ移籍。計13勝。WSでも1試合に先発(故障で途中退場)。見事自身2つ目のWSリングを獲得。

Trea Turner (PHI) 故障もあって少し物足りない数字ながらポストシーズン進出に貢献。

Anthony Rendon (LAA) 故障もあって43試合でOPS.678と苦しいシーズンに。

Michael Taylor (MIN) センターのレギュラーとして地区優勝に貢献。低打率ながら自己最多の21本塁打。オフにFA。

Yan Gomes (CHC) 控え捕手のはずが終わってみればチーム最多の92試合で先発マスク。契約オプションを球団が行使し、来季もカブスでプレーすることが確定。

Daniel Hudson (LAD) 肘のリハビリから6月末に復帰も、3試合に投げた(無失点)だけで膝を痛めてシーズン終了。

Wander Suero (LAD) 5月と9月にメジャーに昇格したものの良い結果は残せず。


【マイナー球団】

Matt Adams ナショナルズ傘下のAAAで奮闘も、昇格ならず。

Sean Doolittle ナショナルズ傘下でTJからのリハビリを続けていたが、AAAで調整していた6月に膝を痛めてそのまま終了。9月に引退を表明。

Joe Ross ジャイアンツ傘下でリハビリを続け、8月末に復帰。8試合に登板。


【所属先未定】

Fernando Rodney 

Asdrubal Cabrera

Javy Guerra


【引退済み】

Ryan Zimmerman

Howier Kendrick 

Brian Dozier 

Adam Eaton 

Kurt Suzuki 

Gerardo Parra 引退後、ナショナルズのGM特別補佐を務めるなどチームに関わってきましたが、ここに来て一塁ベースコーチでの現場復帰が発表されました。現役時代のようにチームを盛り上げてくれることを期待しています。

Anibal Sanchez 


【MLBコーチ:Nationals】

Davey Martinez 監督:8月末に2年契約(3年目オプション)の締結が発表されました。

Tim Boger ベンチコーチ:シーズン終了後に契約解除が発表されました。

Henry Blanco 捕手・戦略コーチ

Joe Dillon 打撃コーディネーター(ベンチ外)


【MLBコーチ:他球団】

Kevin Long (PHI) 打撃コーチ

Paul Menhart (KC) マイナーリーグ投手アドバイザー(ベンチ外)


【コーチ陣:その他】

Chip Hale アリゾナ大の監督として3年目のシーズン。

Bob Henley 不明


【フロント】

オーナー一族のTed Lernerがスプリングトレーニングの直前に死去。享年97歳。モントリオールから球団を招致した後、積極的な補強を進めるだけの資金を提供。2019年のWS制覇は彼の人生の1つの集大成だったのではないでしょうか。ご冥福を祈ります。

その影響もあってでしょうか、昨年4月に球団売却を検討しているとの報道が出て以来何ら進展なく、当面はLerner家がオーナーのまま行くようです。

Mike Rizzo GM 9月に複数年契約を結びなおしたことが発表されました。

Tuesday, May 23, 2023

Anibal Sanchezが引退

5月16日、2019年メンバーの1人、Anibal Sanchezが引退を表明しました。

ベネズエラ出身で2006年にマーリンズでメジャーデビューしてから17年(16シーズン)。4チームで通算364試合(341先発)に登板し、116勝、1774奪三振。見事なキャリアだったと言えるでしょう。

ナショナルズに加入した2019年シーズン。レギュラーシーズンではローテーションを守って30先発で11勝。ポストシーズンでも各シリーズ1試合ずつ先発。ビッグ3(Scherzer, Strasburg, Corbin)の陰に隠れる形にはなりましたが、安定した投球でチームに貢献。何より忘れられないのは、カージナルスとのNLCS第1戦での8回2死までノーヒッターの快投。シリーズ4連勝の流れを作ったという意味で極めて大きな貢献でした。

39歳までお疲れさまでした。