Sunday, October 18, 2020

Michael A. TaylorとJavy Guerraが退団

リーグチャンピオンシップシリーズが続いているところですが、ナショナルズでは来季に向けたロースターの整理が行われています。

まず、40人ロースターから外すためのウェイバー公示が行われ、それを通った選手はJames Bourqueのようにナショナルズ傘下のマイナー所属となる選手と、Aaron Barrettのようにマイナー行きを拒否してFAとなる選手に別れます。多くの選手が今回の整理の対象となりましたが、その中に2019年のワールドシリーズメンバーだった、Michael A. TaylorJavy Guerraの2人が含まれ、2人ともFAとなる道を選びました。(再契約の可能性はありますが、事実上退団です。)

Michael A. Taylor
38G 99PA 5HR 16RBI .196/.253/.424 0SB [2020 Season]
574G 1804PA 53HR 184RBI .237/.291/.395 77SB [Carrier 2014-2020]

ついにこの時がきました。覚悟はしていたもののやはり残念です。2009年ドラフト(Stephen Strasburgと同期)で高卒入団。入団時はショートでしたが、外野にコンバートされて以来、守備では極めて高い評価を受けてきました。打撃でも、まだA級でプレーしていた頃に読んだものの中で「彼の打球音は他のプロスペクトとは質が違う」と書かれていたことを覚えています。メジャー昇格は23歳時の2014年。そこから何度もセンターのレギュラーとなるチャンスを与えられながらもつかみきれませんでした。ただ、ポストシーズンに強かったことは特筆しておきたいと思います。2016, 2017, 2019年の計16試合42打席に立って、.316/.395/.632、4本塁打、10打点。特に2017年のNLDS第4戦での満塁弾は強烈でした。昨シーズンもレギュラーシーズンの不振でマイナーへのオプションまで経験しましたが、ポストシーズンではVictor Roblesが負傷で一時戦列を離れた穴を埋めてワールドシリーズ制覇に貢献。数字以降に記憶に残っている選手です。まだ年俸調停対象で球団に保有権がありましたが、レギュラーで起用されない見込みの選手にしては年俸が上昇し過ぎたために、ここでカットという判断になった模様。このあたりMLBのビジネスはシビアだと感じますが、仕方ない。まだ29歳。きっと新天地があるはず。頑張ってください。

Javy Guerraは昨季終了後も一度はFAとなりましたが、マイナー契約を結び、結果的にナショナルズで14試合に登板し、防御率4.02。シーズン終了後にFAとなる予定でしたが、少し早めの退団となりました。

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